細川が好調を維持できれば中日は乗っていきそうだ(C)TakamotoTOKUHAR/CoCoKARAnext 交流戦の下…

細川が好調を維持できれば中日は乗っていきそうだ(C)TakamotoTOKUHAR/CoCoKARAnext

 交流戦の下位6チームが全てセ・リーグとなるなど、セ・リーグのチームはどこも苦戦を強いられた。それでも、レギュラーシーズンという戦い慣れた“ホーム”に戻ることで、勢いづくチームも出てきそうだ。

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 中でも、現在5位の中日は状態を上げていきそうな雰囲気がうかがえる。中日は直近3カードでいずれも負け越ししているものの、6月19日に1軍復帰した細川成也が加わってから、打線が徐々につながり出している。

 復帰戦から4試合に出場しており、すべての試合でヒットをマークするなど、13打数6安打、打率.462、1本塁打、3打点と好成績を記録。長打率も.846と高く、離脱前はあまり長打が出ていなかったものの、復帰してからは持ち前のパワーを発揮できている。

 細川の状態が良いことがチームにもたらす影響は大きい。というのも、中日の上位打線が強力だからだ。9本塁打、25打点、15盗塁とチームの“三冠王”である上林誠知は中軸を打つケースが多かったものの、細川が復帰した影響か1番で起用される機会が増えた。パワフルな打撃に加え、足もある上林が1番に座ることは、相手投手に与えるプレッシャーは計り知れない。

 また、岡林勇希も以前は1番を打つことが多かったものの、最近は3番起用が増えているが、岡林が細川の前を打つのもいやらしい。岡林は現在、打率.311とセ・リーグトップのアベレージ。出塁率はリーグ2位の.368と高く、つなぎの3番として機能しだすと、チームの得点力アップに多大な貢献をしてくれそうだ。

 上位打線は粒ぞろいで、セ・リーグ屈指の顔ぶれと言える。セ・リーグのチーム相手に上林、岡林、細川が名を連ねる強力打線がどのような暴れっぷりを見せるのか注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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