接戦を落としただけにPCAの落胆は相当なものだろう(C)Getty Images 悔やまれるプレーだった。 現地時間6月…

接戦を落としただけにPCAの落胆は相当なものだろう(C)Getty Images

 悔やまれるプレーだった。

 現地時間6月24日(日本時間25日)、カブスの“PCA”ことピート・クロウ=アームストロングは、敵地カージナルス戦に「4番・中堅」で先発出場。4打数1安打で連続試合安打を「4」に伸ばすも、試合中盤には、守備でアウトカウントを間違える痛恨のミスが見られた。この一戦は、最終的にカブスが7-8で競り負けている。

【動画】アウトカウントをまさかの勘違い…PCAの“痛恨ミス”シーン

 まさかの出来事に球場全体がざわついたのは、2点ビハインドの4回裏、1死二塁という場面だ。カージナルスの3番アレク・バールソンが中飛を打ち上げると、それをフェンス際で捕球したPCAは、ここでアウトカウントを勘違い…。急いで返球するが、二塁走者マシン・ウィンに生還を許してしまい、しばらく呆然の表情を浮かべていた。

 試合後、地元放送局『Marquee Sports Network』が会見映像を公開しており、その中で報道陣の取材に応じているPCAは、「単純にアウトカウントを把握していなかったのか?」との質問に、「その通りだ」と回答。「アウトカウントを毎回確認し合っているが、2アウトだと伝えてしまったからどうしようもない」と話している。

 また、現在3連敗中でナ・リーグ中地区首位のカブスに関しては、「素晴らしいチームだ。クラブハウスに優れたリーダーシップがたくさんある」と信頼を口にし、「ここ数週間は物事が思い通りに進んでいないし、最高の野球ができていない」とコメント。「これを確実に乗り越えられると信じている」と今後へ前向きな姿勢を示していた。

 今季ここまで78試合に出場し、打率.273、21本塁打、61打点、OPS.873のハイアベレージをたたき出しているPCA。この悔しさを糧に、さらなる飛躍が期待される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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