遠藤には出場機会を与えてほしいところだが…(C)Getty Images リバプール2シーズン目を終えた遠藤航は、去就が…

遠藤には出場機会を与えてほしいところだが…(C)Getty Images
リバプール2シーズン目を終えた遠藤航は、去就が注目を集めるも、自身の言葉などにより残留となることが有力視されている。加入2年目の2024-2025シーズンでは、アルネ・スロット監督の下、途中出場での起用が続き、リードしている展開で試合を占めるという「クローザー」の役割が定着し、大きな話題となった。
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1年目よりも大幅に出場時間を減らしたものの、その献身的な姿勢が高く評価されてきた遠藤。すでに現地メディアでは来季以降での、クラブへのさらなる貢献を期待する声も上がっている。また、チーム内における遠藤の立ち位置についての、興味深いトピックも伝えられているようだ。
クラブ専門サイト『This Is Anfield』では6月24日、同じく去就に関心が寄せられているアンドリュー・ロバートソンや遠藤など、ベテラン選手の今後を占うトピックを掲載。その中で、キャリアを重ねた経験豊富なプレーヤーの役割や“価値”について論じており、「ピッチ上の貢献にとどまらず、長く険しいシーズンの中でリーダーシップを発揮し、トレーニングの質を維持し、新加入選手がチームの一員だと感じられる文化を醸成することまで含まれる」と主張した。
その上で、「『クローザー』を務めたワタル・エンドウの存在もまた重要だ」などと強調。僅かなプレータイムの中でのパフォーマンスに対し、「このようなプロ意識は周囲に良い影響をもたらす。リバプールのようなビッグクラブでは、出場機会に不満を抱く選手も多くなる中、エンドウのような選手がいることは、チームの調和を保つ上で極めて重要だ」と評している。
またその一方、同じくリバプールメディア『Anfield Watch』では今後、日本人MFの後任となる可能性が高いとする選手について報じている。6月24日、同メディアは、「次期シーズンもエンドウはリバプールに残ると見られている。しかしクラブは、長期的にはすでに彼の後継者をアカデミー内から育成する動きを進めているようだ」と指摘。20歳のジェームズ・マコーネルが今後、MFのレギュラー候補になり得ると予想している。
マコーネルは夏にレンタル移籍の可能性があるとしながらも、「プレシーズンで出場機会が与えられる見込みだ」と綴っている他、「彼はエンドウと非常に似たタイプの選手で、スロットが彼を高く評価している」と説明。また同メディアは、「すでにエンドウの後継者として計画的に育てられていることは明らかだ」などとも見通している。
現地の様々な反応からも、もし遠藤が引き続きリバプールにとどまる場合、昨季同様コンスタントに出場機会は得られず、若手とポジションを競い合うことになるのかもしれない。だがその中でも、ベテランとしてチームを支える姿勢こそ、連覇を目指すクラブにとって特に重要な要素となるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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