◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 事前(25日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6688yd(パー72)悪天候の中で…
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 事前(25日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6688yd(パー72)
悪天候の中でも、笹生優花のドライバーショットを見ようとギャラリーが立ち止まる。5年ぶりに大会出場を決めたメジャーチャンピオンのプレーを楽しみにしていたのは、ファンだけではない。練習ラウンドのスタート表に笹生の名前を見つけ、「一緒に回りたい!」とダッシュしたのはツアー1勝の稲垣那奈子。ウォーミングアップのショット練習は後回しに、予定より2時間も時間を早めて、笹生がいる1番ティに向かった。
1学年下の笹生とは、5年ほど前から交流がある。出会いはアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)主催のジュニア大会。フィリピンの自宅で合宿させてもらったこともある。「豪快なショットは昔と変わっていないですし、ショートゲームは繊細。久しぶりに会えてカッコよかったです」と9ホールの練習ラウンドで再会を喜んだ。
一方の笹生は、「(1番ティに)来ちゃったら、断れないじゃーん!」とうれしそうに笑う。もともと一人で回る予定だった練習ラウンドは、思いがけず楽しい時間になった。練習を終えたあとも、すれ違う選手や関係者と「久しぶり!」と握手やハグを交わす。前回出場したのは2020年、当時はプロとして初めて迎えたトーナメントだった。
「良い思い出がたくさんあります」と、プロ初戦は初日「66」をマークして首位発進。5位で終え、2戦目「NEC軽井沢72」での初優勝へ弾みをつけた。「(20年大会は)コロナでギャラリーさんがいなかったので、静かだった」と振り返る。今週は開幕前からギャラリーの視線を集めての練習ラウンド。「今週はまた違った、良い1週間になるんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。
今季は2月の米ツアー「ホンダLPGA」17位が最上位。予選落ちが5試合と思うような結果が残せていない。「まずは週末出られるように頑張って。たくさん良い思い出を作って、良い1週間にしたいなって思っています」とアース製薬所属選手としても、ファンに良いプレーを届けたい。(千葉県袖ケ浦市/谷口愛純)