今季89打席目で今季1号■ロッテ ー 巨人(24日・ZOZOマリン) ベテランが意地の一発を叩き込んだ。巨人・坂本勇人内…

今季89打席目で今季1号

■ロッテ ー 巨人(24日・ZOZOマリン)

 ベテランが意地の一発を叩き込んだ。巨人・坂本勇人内野手が24日、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦に「2番・指名打者」で先発。初回の第1打席で今季1号を放った。今季89打席目で生まれた一発に「え、やばい泣ける」「華があるな」とファンも感動した。

 プロ野球交流戦はこの日が唯一の開催。雨天延期となった一戦で、坂本がいきなり魅せた。初回の第1打席、カウント1-1からサモンズの真ん中に入った直球を捉えた。バックスクリーン左に飛び込む一発。阿部慎之助監督も拍手で称え、敵地にもかかわらず歓声が巻き起こった。

 坂本は19年目の今季、開幕スタメン入りするもなかなか調子が上がらず、4月15日に出場選手登録から抹消。5月7日に再登録となったが、同12日に抹消となっていた。10日に再び昇格したものの、試合前の時点で26試合に出場し、打率.173、0本塁打7打点と苦しんでいた。

 巨人の顔として長らく活躍してきた坂本も、今年で37歳を迎える。ベテランの領域に差し掛かっているものの、坂本らしい技術が詰まった一発にファンも感動を抑えられなかったようだ。「待ってました!」「坂本のホームランはすごい嬉しい」「さすがだな」「坂本のホームランは泣けるんよ」「やっぱり神は神のままでいいんだよ」「我々が見たかったもの」などと称賛の声が殺到した。(Full-Count編集部)