チームメイトがマチャドの素顔を明かした(C)Getty Images ナ・リーグ西地区のライバル同士であるドジャースとパ…

チームメイトがマチャドの素顔を明かした(C)Getty Images
ナ・リーグ西地区のライバル同士であるドジャースとパドレスは6月に7試合を戦い、白熱した展開となった。
特に6月16日(日本時間17日)~19日(同20日)でドジャー・スタジアムで行われた4連戦は合計8個の死球が飛び交い、大荒れとなった。その中でも、パドレスのマニー・マチャドは闘志むき出しにプレーする姿が印象的だが、時にはそれが反感を買うこともある。
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米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は自身の記事で、チームメイトや監督の証言を用いてマチャドの素顔を紹介している。同記者は「彼を好きになる必要はない。嫌いでもいい。マチャドは本当に気にしていない。彼は友達を作るためにこのゲーム(野球)をしているのではない」と伝えている。
記事では「仲間たちがマチャドに最も感心するのは、彼がコンスタントに好成績を残していることだ。彼は毎日プレーする。どんなに体調が悪くても、どれだけケガをしても、彼は必ず先発に名を連ねる。今シーズンは一度も欠場していない」と記している。
チームメイトのタイラー・ウェイドはマチャドについて「彼のプレーは本当にすごい。去年は肘のケガやその他のケガに悩まされながらも、一度も打線から外れなかった。彼があんなプレーをしているのを見ると、『彼がやってるなら、自分もケガを抱えながらプレーできる』って思うんだ」と、刺激を受ける。
ジェイク・クロネンワースは「彼は野球界で最も誤解されている選手の一人かもしれない」と述べ、「彼のエッジの効いたプレーを見ていると、それがチームの他の選手にも伝わってくる。毎日全力でプレーする選手たちがいる。彼がここに来てからずっと、まさにそれこそがチームにもたらしたものだ」と、マチャドの全力プレーは、チーム全体に浸透していると実感している。
マイク・シルト監督も同じく「彼はおそらくこのゲームで最も誤解されている選手の一人だと思う」としながら、「強い意見や信念を持つことがより難しくなった。不適切なことをしたり、誰かを怒らせたりすることを肯定しているわけではない。毎日ハードに戦うことはまだいい。全選手が身を粉にしてプレーすることを約束し、それが大きな期待につながる」と、マチャドのプレーがもたらす影響力を認めていた。
マチャドは間もなく2000本安打と350本塁打を両方達成する12人目の選手となり、野球殿堂入りを目標にしているという。全力プレーで勝利への執念を見せる男は、着実にその道を歩んでいる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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