【明治安田J1リーグ 第21節 横浜FCVSサンフレッチェ広島 2025年6月22日(日)18:03キックオフ】 撮影/…
【明治安田J1リーグ 第21節 横浜FCVSサンフレッチェ広島 2025年6月22日(日)18:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■反撃を狙うも…「思わぬ形」での失点
横浜FCはリーグ戦で正GKを務めている市川暉記がメンバー外となり、フェリペ・メギオラーロがスタメン出場となった。
立ち上がりは両チームともにボールがつながらない。サイドアタックではなく、FWへのロングボールで攻撃を組み立てるものの、横浜はンドカ・ボニフェイス、サンフレッチェ広島は荒木隼人と佐々木翔が強さを見せて攻撃を機能させない。
それでも、地力に勝る広島が少しずつゴールに近づいていくと、17分にコーナーキックを木下康介が押し込み、先制に成功する。柏から加入した木下は、これが広島の選手としての初ゴールとなった。
横浜はルキアンが低い位置に落ちてボールを収め、反撃を狙うが、思わぬ形で失点してしまう。
23分、広島のGK・大迫敬介がロングボールを蹴ると、追い風に乗って伸びたボールは、落下点に入っていたンドカと木下の上空を通過。
カバーの位置にいた福森晃斗はイレギュラーな処理に胸トラップで対応しようとしたものの、ボールは中途半端な形で体に当たってしまい、ゴール側へ流れることに。
動き出していた加藤陸次樹が、その隙を逃さずに決め切り、2点差とした。
横浜は対人の強さに優れる広島の守備陣を上回ることができず、39分には新井直人のゴールで3点差となった。
■ファーストプレーで「スルーパス」供給
後半開始から投入された櫻川ソロモンが左サイドに流れてボールを収める得意な形をこなし、横浜にもチャンスが訪れるようになったものの、ゴールを奪うことはできず。
74分、広島は左膝の手術を乗り越えて戦列に復帰した19歳の中島洋太朗をピッチへ送り出す。
すると中島は直後、ファーストプレーで前を向くとスルーパスを供給。木下のシュートが一度メギオラーロに弾かれたため記録上のアシストはつかなかったものの、いきなりゴールを創造した。
快勝した広島は、前日に3位に浮上した神戸と勝ち点で並び、得失点差で3位に。20205スローガンである「『超』ぶちあつ」の夏にすることができるか。注目したい。
■試合結果
横浜FC 0-4 サンフレッチェ広島
得点
17分 木下康介(広島)
23分 加藤陸次樹(広島)
39分 新井直人(広島)
75分 木下康介(広島)