【MLB】ドジャース 13—7 ナショナルズ(6月22日・日本時間23日/ロサンゼルス)【映像】大谷26号、判定前にレフ…
【MLB】ドジャース 13—7 ナショナルズ(6月22日・日本時間23日/ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手がナショナルズ戦に「1番・投手」でスタメン出場。第5打席で8試合ぶりに放った“26号レビュー検証弾”で、最も近くでプレーしていたナショナルズの外野手が“あるリアクション”を見せていた。
11-3とドジャースが大量リードで迎えた8回1死一塁の場面。第5打席で大谷は、外角への95.2マイル(時速約153キロ)のストレートを完璧に捉えた。打球速度101.3マイル(約163キロ)、飛距離383フィート(約116.7メートル)の打球は鋭い弾道で左中間スタンドフェンス際まで一直線に伸びて行った。
相手レフトはフェンス際でジャンプしてキャッチを試みたが、打球は観客のグラブに当たり、ボールはグラウンドへ落下。その様子を見たセンターは、レフトが落としたと思ったのか即座にカバーへ回り、素早く送球した。
一方、当のレフトはボールが観客のグラブに触れていたことを感じ取っていたのか、フェンス際に立ち尽くしたあと、何かを悟ったように“顔をポリポリ”と掻く仕草を見せた。あまりにも自然なその一連の動作が、まるで「入ってた…よなあ」と心の声が漏れ出たかのようなリアルなリアクションだった。
この打球は当初インプレーと判断されていたが、審判団のレビュー検証の末、ホームランと訂正。大谷にとっては8試合ぶり、そして今季二刀流先発登板試合では初の本塁打となった。
レフトの何気ない仕草が、判定前からホームランを物語っていた。それは、スタンドの興奮にも劣らぬ“グラウンドの証言”だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)