【明治安田J1リーグ】横浜FC 0-4 サンフレッチェ広島(6月22日/ニッパツ三ツ沢球技場)             …

【明治安田J1リーグ】横浜FC 0-4 サンフレッチェ広島(6月22日/ニッパツ三ツ沢球技場)                

【映像】危険過ぎる蟹挟みタックルの瞬間

 あまりの危険タックルにスタジアムは騒然となった。横浜FCのDFンドカ・ボニフェイスが、奪われたボールを自ら回収しようとスライディングを敢行。しかし、これが相手の足を挟み込むファウルとなると、アウェイチームのサポーターも大ブーイングで非難した。

 横浜FCは明治安田J1リーグ第21節でサンフレッチェ広島とホームで対戦。試合序盤、横浜FCが相手に攻め込まれた14分の場面で問題のシーンは起こった。

 広島が前線にクリアしたヘディングのボールが横浜FCの陣内、中央のルーズな位置に転がると、センターバックのボニフェイスがこれに反応。トラップでマイボールにすると、広島のFW木下康介がプレスをかけてきたため、内側に方向転換して振り切ろうと試みた。

 その瞬間、ボールタッチがやや流れたところをMF川辺駿にかっさらわれ、そのまま縦突破されそうになると、ボニフェイスはすぐさまスライディングタックルで奪い返しにいったのだ。しかし、これは後方から“蟹挟み”するような危険なプレーとなってしまった。

 ボニフェイスの足が川辺の左膝に接触して、広島の背番号6は転倒して。ボールが横浜FCのゴール方向にこぼれたことで主審はプレーオンを宣言したものの、ラインを割るとすぐさま笛を吹いて、ボニフェイスに対してイエローカードを提示した。

 川辺が悶絶しながら痛がる中で、いち早く怒りを示したのが広島のキャプテン佐々木翔だった。ボニフェイスにつかみかかる勢いで向かっていき、危険なファウルを咎めていた。さらにはニッパツ三ツ沢球技場に詰めかけた広島サポーターも一斉にブーイングを浴びせ、横浜FCの背番号2のプレーに対して怒りをあらわにして抗議の声を浴びせていた。

 解説・水沼貴史氏も「ちょっと(タックルの入り方が)深すぎましたね……。挟まるとちょっと危険なので、大丈夫ですかね」と伝えたように、やや“やりすぎ”のハードタックル。これにはファンもSNSで「いやこれレッドだろ」「これは流石に酷い」「ガッツリ後ろから行ったな」「蟹ばさみはダメだ」「両足で挟みにいってるんだからレッドだろ」「かなり危険なタックル」と、そのファウルを非難する声が数多く寄せられていた。

 とはいえ、川辺はその後、無事に起き上がってプレーを再開。スタジアムに響き渡る「ハヤオ!ハヤオ!」のコールに応えるように奮闘を続け、フル出場を果たした。

 なお、試合はホーム横浜FCが苦戦を強いられ、0-4で大敗し、3連敗を喫した。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)