後ろから「ワッ!」タッグパートナーをビビらせて、対戦相手の気を散らす。それに釣られたパワー系女子レスラーがよそ見する隙…
後ろから「ワッ!」タッグパートナーをビビらせて、対戦相手の気を散らす。それに釣られたパワー系女子レスラーがよそ見する隙に奇襲攻撃成功。ルール上反則にもならない”ずるい手口”にファンから「こんな手があるのか…」「何も悪くないよね」と騒然となった。
WWEの第3ブランドNXTの試合で飛び出したある狡猾なアシストがファンの間で大きな話題を呼んだ。イジー・デイムとザリアの「ザ・エヴィリューション・エリミネーター」予選での笑劇シーン。勝ち抜くとNXT女子王座の挑戦権を獲得できる大一番だが、勝敗を決めたのはリング外で起きた”ドッキリ攻撃”だった。
ザリアとデイムは似たようなタフなスタイルで真っ向勝負、試合は一進一退の展開に。リングサイドでは、ザリアの親友パートナー、ソル・ルカが熱のこもった応援を繰り広げていたが、背後からイジー陣営のテイタム・パスクリーがぬるっと登場。
不気味な人形を抱えてソルの背後を取るが、彼女はその存在に気づいていない。この日のテイタムは、リング下のライバルに攻撃を仕掛けるのではなく、フレンドリーに”バックハグ”という思わぬ不意打ちを仕掛ける。
後ろから抱きつかれたら誰でもびっくりするだろうが、ソルは「ちょっと何やってるのよ!」と大きなリアクション。この大声に試合中だったザリアも「お前何やっとんじゃ〜!」と反応。よそ見の直後、デイムに「シットアウト・スパインバスター」を喰らって撃沈…。こんな茶番に気を取られて、せっかくのタイトル挑戦権を失ってしまった。
乱入による介入や、仲間へのアシストなど試合における妨害行為は数あるが、”フレンドリーにハグ”で試合をぶっ潰すのは前代未聞。テイタムの小狡いアシストには「ずるい!」「反則だろ!」というよくあるリアクションは皆無で、ファンからも「こんな手があったとは…」「こりゃ普通にハグしただけだな」「テイタムは全く悪くないね」と意外な声が多数。逆にソルに対して「あれは過剰反応だ」「ビビり過ぎだって」や「こんなことで試合の結果を左右したのは本当に馬鹿げてる」とツッコミが相次いだ。
ザリアの敗戦に「申し訳ないけど…」とソルも居た堪れない表情を見せるが、ザリアにとっては痛恨の予選落ち。”ザルーカ(ザリアとルーカ)”コンビで人気急上昇中の2人だが、今後の関係が心配になるひと幕だった。
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