小林は今季初のスタメンマスクで攻守に存在感を示した(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext 巨人…

小林は今季初のスタメンマスクで攻守に存在感を示した(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
巨人は20日の西武戦(東京ドーム)に2―1で勝利。再び勝率を5割に戻した。
今季初スタメンマスクとなったベテラン捕手の小林誠司の今季初ヒットが勝ち越しタイムリーとなり、強肩も見せ、攻守に渡ってチームを盛り立てた。
【動画】今季初スタメンマスクの小林は勝ち越しタイムリー含め、攻守にわたってチームを盛り立てた
大歓声が沸き起こった。試合前のスタメン発表、「8番・捕手」で小林の今季初スタメンが発表されると巨人ファンから、待望の起用に声援の声が大きくなった。
先発の赤星優志とは前回のオリックス戦で途中出場から好リードを見せ、注目されていた。
若き右腕を6回1失点自己最多タイの8奪三振とリードで導くとバットでも存在感を示した。
1-1で迎えた6回二死二塁の場面。西武の剛腕、高橋光成の外角低め131キロスライダーを振り抜き、遊撃の頭をこえるポテンヒットとなった。
自身にとって今季初ヒット、これが決勝タイムリーとなり、西武を下した。
扇の要としてもしっかり目を光らせた。7回から2番手で登板した中川皓太が無死一、二塁のピンチを招くと、打者のバント空振りによって飛び出した二塁走者を見逃さず、すぐさま二塁へ送球。遊撃手の泉口友汰が三塁へと転送し、タッチアウト(記録は盗塁死)とピンチの芽をつんだ。
ゲーム終盤まで細部に取りこぼしなく、投手を励まし続け、2-1と僅差のゲームをものにした。
ゲームセットを迎えると同級生で仲の良さで知られる丸佳浩が小林の頭をポンと叩いてねぎらい、その後も嬉しそうに肩を組んで語りかけるシーンも中継カメラに映し出された。誰もが小林の活躍を喜んだ。
今季初のお立ち台に立った小林は「チームが勝つためにしっかりやる 甲斐選手も入ったんですが、キャッチャー陣はコミュニケーションもしっかり取って試合に臨んでいる」とチーム一丸となっているとした上で、チームは苦戦が続く中でも「8月、9月は必ず優勝争いに食い込んいくので、また明日応援お願いします!」と前向きな発声でファンを喜ばせた。
昨年は「スガコバ」バッテリーでチームに貢献。優勝が決まった広島戦でも最後までマスクをかぶり続けるなど、存在感を示したベテラン捕手も今季は開幕もファームで迎えるなど、1軍での起用法が注目されていた。
小林の今季初スタメンマスクでの活躍にはSNS上でも「小林の活躍が嬉しすぎて、涙しました」「小林スゴすぎる」「われらの小林誠司!」「代えのきかない貴重な存在」と続々とたたえる声が上がっている。
チームはこれで5割復帰、首位阪神に4ゲーム差。まだまだしぶとく戦っていく中で背番号22の躍動した姿も引き続き、期待されそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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