【NASCAR】第16戦 NASCAR Cup Series Race at Mexico City(日本時間6月16…
【NASCAR】第16戦 NASCAR Cup Series Race at Mexico City(日本時間6月16日)/エルマノス・ロドリゲス・サーキット
アメリカのストックカーレースの最高峰、NASCAR(ナスカー)カップシリーズの第16戦が開催された。ライバル同士の2台がコーナーのたびにマシンを激しくぶつけ合う姿に、放送席も騒然となった。
レースは終盤に入ろうかという65周目、77号車のカーソン・ホーセバーがスピンしてコース上で停車してしまったため、追い抜き禁止のイエローコーションが発せられる。これを機に多くのマシンがタイヤ交換と給油を済ませて、いよいよ各車とも戦闘準備が万端整った形になった。
69周目のリスタート直後は、各車とも4ワイド(横並び状態)や5ワイドになり、激しいせめぎ合いが盛んになったが、ここで放送席が注目したのが、19号車のチェイス・ブリスコーと9号車のチェイス・エリオットだ。後方にいた54号車の車載カメラからの映像では、カムリとコルベットの2車がコーナーのたびに車体をぶつけ合っている様子が見える。
実況の増田隆生氏が「コンタクトしあってますね!」と言うと、解説の古賀琢麻氏も「ブリスコーは今あて返しました」と返し、さらに2人のバトルを見ながら、「チェイス・ブリスコーはそんなに暴れん坊ではないのに、今日はなかなかの暴れっぷりです」などと、動揺しながらも状況報告している。
順位は中位だが、それぞれがトヨタとシボレーの看板を背負っているだけでなく、時折雨が降る不安定なコンディションがドライバーをナーバスにさせるほか、今回のコースは、オーバルトラックではなく、今シーズン2度目となるロードコースでもある。次々に迫り来る様々な形のターン(コーナー)に、それぞれの狙いや心境が絡み合って、何度もボディをぶつけ合うシーンが展開されたようだ。
しかし視聴者もこのストックカーらしいバトルを楽しんだ様子で、「今日のブリスコー荒ぶってんな」「バッチバチ」「この人間臭さがいい」「チンピラの喧嘩かよw」「ゴツゴツ」「ぶつけ返すってw w」といったコメントが寄せられていた。
(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)