タティスJr.への死球にシルト監督は我慢がならなかったようだ(C)Getty Images またしても大荒れだ。 現地時…

タティスJr.への死球にシルト監督は我慢がならなかったようだ(C)Getty Images

 またしても大荒れだ。

 現地時間6月19日(日本時間20日)、ドジャースは、本拠地パドレス戦に3-5で敗北。同地区ライバルとの4連戦を3勝1敗で終えたが、最終戦の9回表には、相手主砲のフェルナンド・タティスJr.に死球を与え、乱闘が勃発、両チームの監督が退場処分に。9回裏には、大谷翔平が右肩付近に報復とも取れる死球を受け、球場が騒然となった。

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 カード初戦でドジャースのアンディ・パヘスが死球を受けると、続く2戦目は、タティスJr.とホセ・イグレシアス、大谷が球をぶつけられ、協議の末、審判団が両チームに警告試合を宣告。第3戦で再びパヘス、最終戦でブライス・ジョンソン、タティスJr.、大谷が死球を受け、同シリーズ2度目の警告試合に…。4試合で両チーム計8死球が飛び出すのは、まさに異例の展開だ。

 最終戦になんとか勝利した後、パドレスのマイク・シルト監督は、報道陣の取材に対応。地元ラジオ局『97.3 The Fan』のXが会見音声を公開しており、その中で指揮官は、「彼らに敬意を抱いている。相互的かはわからないが、そうあって欲しい。良いライバル関係だ。今夜は事態が加速してしまったが、あんな状況は望んでいない」と振り返っている。

 さらに、「孤立した出来事ではない。色々なことの積み重ねだ」と続け、「内角攻めは構わないが、タティスJr.が彼らに5回、ここ7試合で3回もぶつけられている」と指摘したシルト監督。死球が故意だと思うか尋ねられると、「そう思いたくないが、そうでないとは言い切れないし、ごく一部の人間しか知らないことだろう。故意であろうとなかろうと、もう十分だ」と苛立ちを隠さなかった。

 また、大谷への死球が報復とと見られるのではないか、との質問には、「彼らが何を言おうが、正直どうでもいい」と一蹴。因縁が深まった両チームは今後、8月に6試合の直接対決が予定されている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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