山本が投じた一球への判定が物議を醸した(C)Getty Images 快挙達成を目前に“不可解な判定”が立ちはだかった。…

山本が投じた一球への判定が物議を醸した(C)Getty Images
快挙達成を目前に“不可解な判定”が立ちはだかった。
現地時間6月19日(日本時間20日)、ドジャースの山本由伸は、本拠地でのパドレス戦に先発登板し、7回途中7安打3失点、5奪三振、無四球の内容で降板。今季6敗目(6勝)を喫し、防御率が試合前の2.64から2.76へと悪化しているが、この一戦では、3回表に見られた厳しいボール判定が一部で物議を醸している。
【動画】まさかのボール!?山本由伸が「イマキュレートイニング」を逃す
問題のシーンは、8番ブライス・ジョンソン、9番マーティン・マルドナドを3球三振に仕留め、1番フェルナンド・タティスJr.と対峙した場面だ。ここもわずか2球で追い込み、3球目に真ん中高めへ完璧なフォーシームを投じた山本。しかし、球審がまさかのボール判定をし、日本人初となる「イマキュレートイニング(3者連続3球三振)」達成とはならなかった。
この判定には、SNS上でも憤りの声が続々。中でもMLB公式サイトのパドレス番を務めるAJ・カサベル記者は、自身のXを更新し、「ヨシノブ・ヤマモトは、イマキュレートイニングまであと1球だった。カウント0-2からフェルナンド・タティスJr.への1球は、ストライク3と判定されるべきだったように思う」と指摘している。
また、ドジャース専門ポッドキャスト番組『The Incline: Dodgers Podcast』で司会を務めるケビン・クライン氏は、「これほどひどいボール判定は見たことがない」と怒りの投稿。MLBアナリストのライアン・M・スピーダー氏は、「ここ最近見た中で最もひどい判定の一つ。それがヤマモトからイマキュレートイニングを奪う。うーん」と不快感をにじませていた。
試合は、ドジャースが3-5で敗北。打線の援護がなく、現地時間5月26日の敵地ガーディアンズ以降、白星から遠ざかっている山本だが、ここからどう勢いを取り戻していくか。今後のパフォーマンスにも注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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