東北福祉大の優勝で幕を閉じた大学選手権では45人の1年生がベンチ入りをはたした。 特筆すべきは、神奈川大・髙山 裕次郎内…

東北福祉大の優勝で幕を閉じた大学選手権では45人の1年生がベンチ入りをはたした。

 特筆すべきは、神奈川大・髙山 裕次郎内野手(健大高崎)、東北福祉大・櫻井 椿稀投手(鶴岡東)、早稲田大・徳丸 快晴外野手(大阪桐蔭)の昨年のU-18代表経験者3名が試合に出場したことだ。

櫻井は今大会2試合に登板。いずれも無失点の好リリーフを見せた。140キロ前半の速球、キレの良い変化球は健在だった。

 髙山は春のリーグ戦で打率.429と高打率を残し、鮮烈デビューしたが、大学選手権では無安打に終わり、悔しい結果に終わった。これから神奈川リーグを代表する好打者としてどれだけ実績を重ねることができるか。

 徳丸は今大会2試合続けてスタメン出場し、いずれも適時二塁打を放ち、5打点を記録した。小宮山悟監督はチームの左打者の中でも上位の打者と評価している。

 ベスト4に進んだ東海大でも新人の活躍が光った。田近 楓雅投手(智弁学園)は、城西国際大戦で4回途中まで1失点の力投。昨夏の甲子園でセンバツ優勝の健大高崎を1失点に抑え完投勝利を挙げた技巧派左腕は、大学でもコントロールの良さ、チェンジアップの精度の高さを発揮している。沼井 怜隠投手(横浜隼人)はワンポイントの登板だったが、140キロ後半の速球を投げ込んだ。高校時代は12球団が注目した本格派。惜しくも指名漏れとなったが、4年後、ドラフト上位候補を目指し、レベルアップに取り組んでいる。

 野手も見ていこう。砂子田 陽士内野手(八戸学院光星)は早稲田大戦で満塁本塁打を放ち、高い打撃センスを発揮した。大島 善也内野手(東邦)は4試合連続で指名打者としてスタメン出場を果たし、13打数4安打を記録した。高校時代は2年春にセンバツ出場。ショートストップだったが、リーグ戦ではセカンドでスタメン出場をしていた。現在のショート・大塚 瑠晏内野手(東海大相模)が卒業すれば、ショートを守る可能性もある。

 初戦で敗れた東日本国際にも将来ドラフト候補として注目されそうな新入生が現れた。岡本 琉奨投手(八戸学院光星)はリリーフで登板し、3.1回を投げ、1失点の力投。常時140キロ中盤の速球、スライダーで打者を翻弄した。中村 アラシュ外野手(聖望学園)は代打として登場し、センターへの大飛球を放った。聖望学園時代から埼玉県を代表するスラッガーとして注目された中村はすでにリーグ戦で本塁打を記録しており、スタメン出場が増える今後はどれだけ本塁打を重ねることができるか。

 初戦で敗れた創価大では飛田 優悟外野手(関東第一)が8番レフトとしてスタメン出場し、3打数0安打に終わった。昨夏の甲子園準決勝では同点のピンチを防ぐ〝奇跡のバックホーム〟を披露している。1年春からスタメン出場しており、将来は主力打者として活躍できるか注目だ。

 彼らが各大学の主力、ドラフト候補へ成長し、大学球界を盛り上げる存在になることを期待したい。