◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(19日)◇フィールズランチ イースト (テキサス州)◇6…
◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(19日)◇フィールズランチ イースト (テキサス州)◇6604yd(パー72)
気温30℃を超えるテキサス州ダラス近郊の広大なコースは木も少なく、ひたすら強烈な日差しが降り注ぐ。後半17番では同組のブルック・ヘンダーソン(カナダ)のバッグを担ぐ、姉のブリタニーさんが座り込んでしまった。熱中症も疑われるような状態。西郷真央は「あの様子を見ていたら、私もしんどいなと思ってしまって…」と疲労感たっぷりに振り返る。
暑さで体力を削られ、予報に反して午前中から風が吹いたハードセッティングに神経をすり減らして迎えた最終18番。ガックリと肩を落としたくなるようなアンラッキーもあった。好感触を残した1Wショットは288ydを計測し、フェアウェイを突き抜けて正面のラフまで達した。「あれがランアウトしちゃうんだ…って。自分の飛距離だったら(本来)しないですし…」。さらに左下がりのライでグリーンに向かって打ち上げるタフなショットが残るとなればやり切れない。
それでも、不運すら跳ね返せるショット力がメジャーを獲れた理由。140ydほど残したセカンドで握った9Iのフェースを目いっぱい開いて高さを出しつつ、しっかりとスピンを入れてピン上11mほどに止めてみせた。「150点くらいのショット。いままでだったら絶対に奥のフェンスまで(転がって)行ってるんじゃないかってくらい、スピンは入らなかったと思う。それが、すごくうまく打てた」と胸を張る。下りラインのスピードを警戒して2mほどあったパーパットもねじ込み、1オーバー「73」でまとめた。
パー5の3番でボギーが先行し、後半13番(パー3)では左のペナルティエリアに曲げてダブルボギーもたたいた。直後の14番(パー5)から2連続バーディを奪い返すなど、粘り強さが光るラウンドだった。「バーディチャンスを決め切れたことが大きい。スコアは伸ばせなかったけど、獲るべきところで獲れた」とうなずき、オーバーパーでのラウンドにも及第点をつける。
26位スタートながら、首位とは5打差で射程圏内。午後組でのプレーとなる2日目へ「風を警戒しながら頑張りたい」と表情を引き締めた。(テキサス州フリスコ/亀山泰宏)