蹴球放浪家・後藤健生は、旅とサッカーの試合には通じるものがあると考えている。この2つには、綿密なプランと、周囲の状況確…

 蹴球放浪家・後藤健生は、旅とサッカーの試合には通じるものがあると考えている。この2つには、綿密なプランと、周囲の状況確認、危機管理…が必要だからだ。今回は、6月10日のサッカー日本代表の試合後についてリポートする!

■「時間がかかった」会見

 そこで、今回は新しいところを開発。JR「新今宮」駅、大阪メトロ「動物園前」駅近くで4700円くらいで泊まれるところを見つけました。新今宮一帯は安ホテルが建ち並んでいる地域です。ほとんどが共同バス共同トイレですが、今回見つけたところはバス・トイレその他が全部ついており、前の“定宿”よりも部屋も大きく、設備も新しくて大当たりでした。

 しかも、「新今宮」駅ならJR「大和路快速」で奈良に向かうのにも好都合です。

 唯一の問題は、吹田のスタジアムからは梅田エリアより少し遠いことです。

 というのは、日本代表の試合後には『サッカー批評』のお仕事で「激論」と称する大住良之さんとの対談をしなければなりません。ホテルに帰ってからオンラインで行うのですが、少しでも早く始めたいわけです。

 案の定、インドネシアのパトリック・クライファート監督と日本の森保一監督の記者会見が終わったら、もう23時近くでした。国際試合ではなかなか監督が会見場にまでやって来ませんし、通訳が入ることもあってけっこう時間がかかります。

 スタジアムの最寄りは大阪モノレールの「万博記念公園」駅ですが、駅まで歩いて15分以上かかります。結局、駅に着いたのは23時20分になってしまいました。

■「悩ましい」4つのルート

 さて、どうやってここから「動物園前」駅まで行くか……。

 ルート検索をすると4つのルートが出てきました。どちらも、時間は同じのようでした。まず、モノレールで「門真市」駅方面に向かうか、「大阪空港」方面に向かうかを選ばなくてはなりません。

 そのときは大住さんとフットボール・アナリストのT村S一さんが一緒で、彼らは「千里中央」駅で北大阪急行→御堂筋線のルートらしいので、僕も一緒しました。

 次の選択は「万博記念公園」の次の「山田」駅で阪急電鉄千里線に乗り換えるか、「千里中央」駅まで行って乗り換えるかです。阪急は「淡路」駅からメトロの堺筋線に乗り入れてますから「動物園前」まで行けますし、御堂筋線もそのまま「動物園前」に行けます。

■「目に入った」常連組の動き

 その選択で決め手となったのが「周囲の状況の観察」でした。

 モノレールが「山田」に近づくと、モノレールに乗り慣れていそうな人たち(つまり、サッカー関係者でない人たち)が急いでいるのが目に入りました。僕は「これは、急いで乗り換えると阪急電鉄にすぐに接続できるに違いない」と判断しました。

 ルート検索の結果だと接続まで15分もあることになっています。つまり、それより1本前の電車に乗れるかもしれないのです。

 そこで、僕も「山田」で降りて、その常連組の人たちと一緒に小走りに阪急千里線の「山田」駅に向かいました。案の定、エスカレータを上がってホームに着くと同時に、電車が入線してきました。しかも、堺筋線直通の電車でした。

 おかげで、検索サイトの答えよりも16分も早く「動物園前」駅に到着。ゆっくり雨に濡れた体を整えてから「激論」を始めることができたというわけです。

 ちなみに、「動物園前」で下車した乗客の半数以上は赤いレプリカ・シャツを着たインドネシア人たちでした。日本全国から集まったインドネシアのサポーターたち。きっと、新今宮近辺の安いホテルに泊まるのでしょう。

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