第2シードのバーボラ・ストリコバ (チェコ) が第1シードのマグダレナ・リバリコバ (スロバキア) を6-4、6-1で破り、「リンツ女子」を制した。ストリコバは、2011年にケベックシティーで開催された「国立銀行カップ」を制覇して以来の優勝…

第2シードのバーボラ・ストリコバ (チェコ) が第1シードのマグダレナ・リバリコバ (スロバキア) を6-4、6-1で破り、「リンツ女子」を制した。ストリコバは、2011年にケベックシティーで開催された「国立銀行カップ」を制覇して以来の優勝となった。

「今回はキャリアで2回目の優勝で、とても嬉しいです。最高に気分が良いです」とストリコバは試合後の記者会見の席で語ったとWTA公式サイトが報じている。「明日はもっと実感が強まるかもしれませんが、今もほっとしていて、とても疲れていますが、とても幸せな気持ちでもあります」。

ストリコバは対戦成績では4勝1敗でリードしており、直近の3度の対戦でも勝利していた。今回の決勝でもストリコバがこれまでの対戦と同じように巧みに得意のボレーを駆使し、1時間27分に及んだ試合を制した。

「2人が大きな大会で対戦してきたことは分かっていますし、特に3週間前の東京での対戦はよく覚えています」とストリコバは続けた。「これまで細かな駆け引きが必要な試合を数試合やっていたので、難しい試合になることは分かっていました。互いにサーブアンドボレーを多用し、ネットを取る場面が多くありました。それでも、試合を相手と同じレベルで展開できているという感触があって、それを上回るレベルのプレーも時折見せることができました」。

芝や他の速いサーフェスを特に得意とするこの両者の対戦は、試合開始からネットを取ろうとするプレーが多くなることは間違いないと予想されていた。だが、ストリコバは終始、力で相手を上回り、ファーストサーブの82%を自分のポイントにし、ブレークポイントも1つしか与えなかった。(テニスデイリー編集部)※写真は「リンツ女子」を制したストリコバ(チャイナ・オープンのときのもの)

(Photo by VCG/VCG via Getty Images)