シルト監督は「野球ではよくあることだ」と語った(C)Getty Images ドジャースタジアムが異様な雰囲気に包まれた…

シルト監督は「野球ではよくあることだ」と語った(C)Getty Images
ドジャースタジアムが異様な雰囲気に包まれた。
現地時間6月17日(日本時間18日)、ドジャースの大谷翔平は、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打、1死球。1試合4三振を喫するのは、エンゼルスに在籍していた2022年9月のタイガース戦以来、約3年ぶりのことだ。この試合は両チーム計3死球という、文字通り大荒れの展開となり、一部で波紋を広げている。
まず3回表にパドレスの1番フェルナンド・タティスJr.が死球を受け、直後の3回裏には、相手先発ランディ・バスケスの2球目が大谷の右太ももを直撃。ここで両チームに警告が与えられ、猛抗議のデーブ・ロバーツ監督には、今季初の退場が宣告された。その後も7回表にパドレスの7番ホセ・イグレシアスが死球を受けるなど、会場に不穏な空気が漂い続けた。
これを受け、パドレスを率いるマイク・シルト監督は、報道陣の取材に対応。惜しくもドジャースに6-8で競り負けた試合後、地元ラジオ局『97.3 The Fan』の公式Xが会見音声を公開しており、その中で指揮官は、「野球ではよくあることだ。投手が内角を攻め、質の高い球を投げようとしていた」と自身の見解を述べている。
また、「うちの球場で(ドジャース先発のルー・)トレビーノがタティスJr.に当てているし、今日も当ててきた。正直、あまり良い気分ではない」と続けているシルト監督。一方、大谷への死球に関しては、「内角を攻め、バスケスの手からボールが抜けてしまった。(警告は)あの状況なら理解できる。何の不満もない」と問題のシーンを振り返っていた。
因縁がさらに深まっているドジャース、パドレスの両チーム。今後も彼らの戦いから目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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