第107回全国高校野球選手権栃木大会(朝日新聞社、栃木県高校野球連盟主催)の抽選会が18日、宇都宮市の県総合教育センタ…

 第107回全国高校野球選手権栃木大会(朝日新聞社、栃木県高校野球連盟主催)の抽選会が18日、宇都宮市の県総合教育センターであり、参加54チームの組み合わせが決まった。

 今春の県大会を制した佐野日大は初戦で栃木商―佐野の勝者と対戦。2021年以来の夏の甲子園を狙う作新学院は初戦で宇都宮白楊―小山の勝者との顔合わせになった。

 昨夏は初優勝し、全国選手権大会では16強に進んだ石橋は初戦で鹿沼東との対戦が決まった。

 大会は7月10日に開幕し、順調に進めば、決勝は27日に行われる予定。

■栃木大会の展望(前年優勝校 石橋 前年参加チーム数56)

 昨秋と今春の県大会を制した佐野日大が、頭一つ抜けている。秋の投手陣はエースの洲永俊輔頼みだったが、春は2年生の鈴木有が奮闘。安定感のある投球で、関東大会では背番号1をつけるまでに成長した。打線も春の県大会では決勝以外すべてコールド勝ちするなど、破壊力がある。

 4年ぶりの優勝を狙う作新学院は攻撃陣が強力で、今年は特に盗塁を絡めた機動力が光る。文星芸大付も攻守に力がある。

 宇都宮工は秋春とも県大会上位に進出し、県立校でも私立強豪と遜色なく戦えることを示した。国学院栃木や青藍泰斗も楽しみな存在だ。(津布楽洋一)