西川は懸命に飛び出したもののボールには届かなかった(C)Getty Images 浦和レッズは現地時間6月17日(日本時…

 

西川は懸命に飛び出したもののボールには届かなかった(C)Getty Images

 

 浦和レッズは現地時間6月17日(日本時間18日)、クラブワールドカップグループE第1節でアルゼンチンのリーベルプレートと対戦し、1-3で敗れた。試合序盤で先制点を許し、終始追いかける展開が続いた浦和は反撃も1点止まりとなり、大会初戦を落とした。

【動画】浦和にとって痛恨…南米メディアが「ひどいミス」と指摘したリーベル戦の2失点目のシーン

 12分、攻め込まれていた浦和は左サイドからの速いクロスボ-ルに対応できず、ファクンド・コリーディオにヘディングシュートを決められ失点。さらに、試合を折り返した直後、自らの連携の乱れから追加点を許す。48分、マリウス・ホイブラーテンから西川周作への中途半端なヘディングでのバックパスに、セバスティアン・ドリルッシが反応し、ヘディングで浦和ゴールへ押し込んだ。

 悔やまれる失点を喫した浦和は58分に松尾佑介が相手のファウルで得たPKを決め反撃に出るも、73分、マクシミリアーノ・メサに3失点目となるゴールを決められ万事休す。豊富なタイトル獲得歴を誇る名門に、力の差を見せつけられた内容で黒星を喫した。

 この一戦の試合結果は南米メディアでも報じられており、『CNN BRASIL』では、「リーベルプレートが危なげなく主導権を握り続けた」などと内容を評している。

 同メディアは浦和の戦いぶりについて、前半にセットプレーからオフサイドとなったシュートを除けば「ほとんど攻撃らしい攻撃を仕掛けることができなかった」と評価。加えて、後半にはPKで1点差に迫ったものの、「しかし、これはあくまで反撃の兆しにすぎなかった。現在Jリーグで4位につける浦和だが、試合の流れを引き寄せるまでには至らず、経験豊富なリーベルが余裕を持って試合をコントロールした」と振り返っている。

 またトピックでは、浦和の劣勢が続いた試合展開とともに、「ゴール裏に陣取る情熱的な浦和サポーターたちは、まるで赤い要塞のようにスタンドを染めて応援を続けていた」とスタジアムの様子も伝えている。

 アジアの代表として大舞台に挑んだ浦和の初戦は厳しい結果に終わった。2戦目は現地時間6月21日にインテルと対戦する。やはり苦しい試合が予想される中どのような戦いを演じるのか。引き続き注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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