「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

金久保 優斗 かなくぼ・ゆうと
東海大市原望洋
投手・右投左打・180センチ72キロ ・1999年11月4日生(17歳)

 

 バランスの良いスリークォーターから繰り出す最速147キロのストレートと、スライダー、フォーク、カーブを操る右腕。細身ながらも腕を力強く、かつサイドハンドに近い形で振るため、打者目線で見ると出所が最後まで見えづらい特徴がある。

 千葉県八千代市出身の金久保は、市立八千代台小時代は軟式・北東タイガースと高浜コスモスでプレーすると、市立八千代台西中時代は強豪・佐倉リトルシニアに所属。3年時には投手としてリトルシニア日本選手権大会、ジャイアンツカップで全国優勝を果たした。

 高校は地元千葉県・東海大市原望洋高に進学すると1年秋からベンチ入り。2年春には1学年上の島孝明(現:千葉ロッテ)との2本柱で千葉県大会優勝。関東大会では8強入りに貢献した。さらにベスト8まで進んだ2年夏の千葉大会では2回戦での完封含む3試合に登板。16回3分の1回を投げて1失点の好投で新チームではエースナンバーを背負う。

 そして2年秋は千葉県大会を優勝。関東大会では全4試合で完投。決勝戦で夏甲子園優勝の作新学院に敗れはしたものの、公式戦13試合で96回3分の2を投げ82奪三振・防御率1.86の好成績でセンバツ出場切符獲得の原動力となった。

 迎えたセンバツでは滋賀学園戦での1回戦で延長14回に4点を失い力尽きたものの、13回までは失点2・奪三振10と一定の投球を披露。3年夏の千葉大会では準決勝で木更津総合に敗れるも26回3分の1を投げ粘り強さを示した一方で、大会2本塁打と非凡な打撃センスも見せた。

 彼の強みは全試合完投も辞さない抜群のスタミナ。加えて中学、高校と全国の舞台で投げ続けた経験値。プロの舞台でさらに強い身体を作れば、又吉克樹(中日ドラゴンズ)のようなタフネススリークォーター誕生も夢ではない。