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 メンフィス・グリズリーズは、6月16日(現地時間15日、日付は以下同)に発表されたトレードで、主力の一角デズモンド・ベインを放出し、オーランド・マジックからケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(KCP)とコール・アンソニー、さらに複数のドラフト1巡目指名権(条件つきなども含む)を獲得した。

 今シーズンのグリズリーズは、ウェスタン・カンファレンス8位の48勝34敗でレギュラーシーズンを終えると、ダラス・マーベリックスとのプレーイン・ゲームを制して第8シードを獲得し、2シーズンぶりのプレーオフ進出を果たした。

 オクラホマシティ・サンダーとの「NBAプレーオフ2025」ファーストラウンドを4連敗で終えたグリズリーズは、レギュラーシーズン9試合を残した3月末にテイラー・ジェンキンズHC(ヘッドコーチ)を解任し、アシスタントコーチ(AC)を務めていたトゥオマス・イーサロを暫定HCに任命。プレーオフ終了後の5月2日に新たな指揮官へ任命したことを発表していた。

 グリズリーズ在籍5年目を終えたベインは、今シーズン69試合に出場して平均19.2得点6.1リバウンド5.3アシスト1.2スティールを残し、ジャ・モラントやジャレン・ジャクソンJr.らと主軸を務めてきた。

 現時点における来シーズンの予想先発陣はモラント、KCP、サンティ・アルダマ、ジャクソンJr.、ザック・イディー。そこにジェイレン・ウェルズが入り込む可能性があるのだが、ベイン放出後にモラントやジャクソンJr.もトレードしてチーム再建に舵を切るわけではないと16日に『ESPN』が報道。

 イーサロHCの下、グリズリーズはより速いペースでプレーしていく予定で、そうすることでモラントとジャクソンJr.の持つスキルセットを最大限に生かすことができると信じているようだ。

 今後はドラフトとFA(フリーエージェント)戦線が控えているだけに、グリズリーズがここからロスターをどのように変えていくのかも気になるところだ。