投手復帰戦、判定に不服げな表情も浮かべるなど、アドレナリン全開となった(C)Getty Images 「投手・大谷翔平」…

投手復帰戦、判定に不服げな表情も浮かべるなど、アドレナリン全開となった(C)Getty Images
「投手・大谷翔平」がいよいよ戻ってきた。
現地16日(日本時間17日)に本拠地で行われたパドレス戦に「1番・投手」で先発出場。
【動画】マチャドはノースイング!?大谷翔平も納得いかず…“幻”の奪三振シーン
23年8月23日レッズ戦以来となる663日ぶりのマウンドに立った。
先頭のタティス.Jrには初球いきなり157キロのツーシームを計測、空振りを奪うと、2球目も157キロ、フルカウントから159キロで詰まらせたが、中前に落ち、進塁を許す。
さらに続くルイス・アラエスの打席では4球目にこの日の最速、161.2キロを計測。2度の手術を乗り越えて、さらにパワーアップした剛速球に本拠地ファンもどよめかせた。
続く無死一、三塁から強打者マニー・マチャドを迎えた場面では"疑惑の判定"も注目された。
カウント1-2と追い込んだ4球目の142キロのスイーパーにマチャドのバットは空を切ったかのように見えたが、審判はスイングを取らず、ボール判定。結果としてフルカウントからこの打席では中犠飛を許し、1点を失った。
この判定に関して大谷も不服そうな表情を浮かべたが、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カマラス記者もこの場面をクローズアップ。
自身のXにこの日の大谷の投球内容を記すとともに「マニー・マチャードからハーフスイングで三振を奪っていたはずだが、誤ってノースイングと判定された」「彼はその2球後、犠牲フライを打たれた」と判定にも泣かされたと記している。
この"幻の三振"判定をめぐっては、ほかの米記者の間からも疑問の声が上がり、米ファンの間からも「馬鹿げている」「信じられない」「まさか」と反響が拡がった。
ただ大谷はその後、味方の好守もあり、後続を断ち1イニング2安打1失点、28球で降板。打者としては2打席連続タイムリーを放つなど、圧巻の二刀流パフォーマンスを見せた。
試合後は復活の日まで支えてくれた周囲の人々に感謝の気持ちを伝えながら、「いいイメージを持って前進できる」とさらなる飛躍を誓っていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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