秋広は直近3試合でいずれも打点をマーク、調子を上げてきた(C)産経新聞社 ソフトバンクの山川穂高が16日に移籍後初となる…

秋広は直近3試合でいずれも打点をマーク、調子を上げてきた(C)産経新聞社
ソフトバンクの山川穂高が16日に移籍後初となる出場選手登録を抹消された。
山川は23年オフに西武からFA権を行使してソフトバンクに移籍。移籍1年目となった昨季は本塁打、打点の二冠王とリーグ制覇となったチームの主軸としてけん引。
しかし迎えた2025シーズンは5月に4番を外れる試合もあるなど不調が目立ってきた。特に6月に入って打率.167と急降下。今季は59試合に出場、打率.204、9本塁打、28打点。
交流戦を単独首位キープ。勝負のリーグ戦再開を見据えて、決断を下したが、一塁手の山川が降格となったことで今後の選手起用も注目される。
チームで最近勢いを示してきたといえば、巨人から電撃トレードで加入したロマン砲、秋広優人もいる。
週末に行われたDeNA3連戦では初戦に移籍後初打点をあげると2戦目では相手先発、大貫晋一の内角スライダーをさばき、右翼ホームランテラスへ突きさす豪快アーチを放った。
3戦目となる15日にも1点を追う8回にDeNAの救援、ローワン・ウイックの直球を捉え中前へ運び、値千金の同点打をマーク。その後の栗原陵矢の決勝犠飛につなげた。
本拠地3連戦で3試合連続打点、異例のお立ち台ですっかりソフトバンクファンの心もつかんだ。
身長2メートル、恵まれた体格からなる、「当たれば飛ぶ」長打力が何よりもの魅力であることは間違いない。開幕前には豪快に2打席連続アーチを放ったことも大きく話題を集めた。
現在チームの正一塁手は中村晃、攻守ともに安定した力が知られるベテラン内野手も6月の打率はここまで.184とやや落ち込んでいる。
秋広の6月打率は.333(16日現在)と調子を上げてきた。秋広は巨人時代も一塁、外野を守ってきた経験もあるだけに、好調な打撃をどうチームに組み入れていくか、小久保裕紀監督始め、首脳陣の判断にも注目が集まりそうだ。
元々、人懐っこい性格で知られ、すっかりソフトバンクナインにも溶け込み始めた。
新天地で着々と存在感を示し始めた長距離砲にはファンの間からも「使うなら、今でしょ!」「あの打撃は絶対に使いたいはず!」「今は秋広がラッキーボーイのような存在になっている」と続々と応援の声も上がっている。
交流戦Vがかかったこの1週間はソフトバンクにとっても大事な戦いとなる。背番号52の躍動した姿が再び見られるか、話題を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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