ABCテレビ「虎バンチャンネル」で掛布氏とファンが選出 5月10日の中日戦、98球で投手戦を制し、自身初のマダックスを達…

ABCテレビ「虎バンチャンネル」で掛布氏とファンが選出

 5月10日の中日戦、98球で投手戦を制し、“自身初のマダックス”を達成したことが阪神ファンの支持を集め、5月度の「DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード」に選ばれた村上頌樹投手が授賞式に臨み、「達成できてうれしいです」と喜びを語った。

 虎党の心を射止めたのは、開幕から好調を維持している右腕の快投だった。今季7試合目の先発マウンドとなった中日戦、7安打を浴びながらも無四球、5奪三振の98球でマダックス(100球未満での完封)を達成。6勝目を2試合連続の完封勝利で飾った。

「8回を投げ終わって88球。これはいけるかもしれないと思い、9回を迎えました」と村上はマダックスを見据えてマウンドへ。1死から上林誠知外野手に安打を許したものの、次打者のジェイソン・ボスラー外野手を二ゴロ併殺打に。「打球が飛んだ瞬間、中野(拓夢)さん頼むという気持ちでした」と達成の瞬間を振り返った。

 DIDブランドアンバサダーの掛布雅之氏は「フォームのバランス、力の入れどころ、力を抜く場所が意識できている。いい時の村上らしいストレートが戻ったことで、変化球も生きています」と右腕を評価。それを聞いた村上は「言われている通りだと思います。低く丁寧に投げることができていますし、高めの球も意図的に使えています」と今季の投球に納得している様子だった。

 目標を聞かれると「160回以上投げて最多勝を狙いたい。また、6月以降のDIDアワードも全て取りたいです」と意気込みを語り、授賞式を締め括った。

 ABCテレビ公式YouTube「虎バンチャンネル」では毎月「DID 大同工業 presents 阪神タイガース DIDアワード」を選出。DIDブランドアンバサダーの掛布雅之氏がノミネートした甲子園で印象に残るプレーの中から、ファンが番組公式X(旧ツイッター)や応募フォームから投票し、受賞プレーが決まる。

 5月度受賞となった村上の“自身初のマダックス”は391票を獲得。岩崎優投手の通算100セーブ達成は126票、5月20日巨人戦での才木浩人投手の今季初完封勝利は91票だった。(Full-Count編集部)