大谷は現地14日のゲームで1試合2発をマーク、ド派手に節目のメジャー通算250号を飾った(C)Getty Images …

大谷は現地14日のゲームで1試合2発をマーク、ド派手に節目のメジャー通算250号を飾った(C)Getty Images
ドジャースの大谷翔平がまた記録ずくめの活躍を演じた。14日(日本時間15日)のジャイアンツ戦で11試合47打席ぶりのアーチとなる24号先頭打者本塁打を放つと、6回には25号ソロ。今季3度目の1試合2本塁打で、メジャー通算250号の節目に到達した。
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得意なはずの6月は、ここまで1本塁打と低調が続いていた。お目覚めともいえる初回先頭打者弾は、今季7本目。昨季自らつくった日本人大リーガー記録の6本を、早くも更新した。
記録はそれだけにとどまらない。記録サイト「オプタ・スタッツ」のXは、「MLBの歴史上、7月に入る以前に25本塁打以上、10盗塁以上、5三塁打以上を達成した選手」として過去の例を紹介。それは2023年の大谷と、2025年の大谷の2人だけ。今季は出場69試合で25本塁打、11盗塁、5三塁打の数字をすでに残している。
まさに唯一無二の存在であることを強調した。
またMLB公式サイトのサラ・ラングス氏も大谷に関する記録をXで次々と伝えた。大谷はこれで「通算250本塁打&150盗塁(156盗塁)」に到達。通算944試合目で、アレックス・ロドリゲスの977試合を抜いて、メジャー最速での到達と紹介した。
ラングス氏によれば、チームの開幕71試合目でのシーズン25本塁打は、ドジャースでは2000年のゲリー・シェフィールド、1951年のギル・ホッジスに並んで球団最多タイ。また1番打者の同71試合目での25本塁打は、1996年のブレイディ・アンダーソン(オリオールズ)と並んでメジャー最多タイだと伝えた。
MLB公式サイトの取材に大谷は「だいぶ長いこと打っていないな、と思っていたので、2本とも比較的いいホームランでしたし、1本目は先制するという意味では大きいホームランだったかなと思います」と話した。大谷自身も本塁打から遠ざかっていたことは自覚していたが、いよいよ得意の6月での量産へ、確かなスイッチが入った様子だ。
昨年の6月には26試合の出場で、打率.293、12本塁打、24打点の数字を残した。月別の本塁打数では8月と並んで最多だった。今季の大谷は5月にすでにそれを上回る月間15本塁打とハイペースで飛ばしてきた。本格的に大好きな季節を迎え、さらなる量産が期待される。
さらに注目された二刀流復帰に関しても、16日(日本時間17日)のパドレス戦で先発登板することが発表となった。投打にわたってのユニコーンぶりが引き続き、クローズアップされていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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