女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は15日、韮崎市中央公園陸上競技場で、前節まで首位と勝ち点で並ぶ2位…
女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨は15日、韮崎市中央公園陸上競技場で、前節まで首位と勝ち点で並ぶ2位のバニーズ群馬FCホワイトスターに2―0で勝ち、1部昇格へ望みをつないだ。首位の吉備国際大学Charme岡山高梁が敗れたため、4位山梨との勝ち点差は4に縮まった。
山梨は前半6分、MF辻野友実子からのクロスがゴール前にこぼれた所を、MF小鍛治旭が右足で合わせて先制。同33分にも、FW脇田紗弥のシュートのこぼれ球を、ゴール前に詰めていたMF保坂のどかが押し込んだ。
スピード豊かな相手FWを封じるため、主将の菅百花を本職のMFではなくDFに配した田口友久監督の布陣も功を奏し、後半の一進一退の攻防を乗り切って、群馬に今季初の黒星をつけた。
試合後、田口監督は「カウンター攻撃や、相手のセットプレーに対する守備など、準備してきたことが出せた。選手たちのパフォーマンスが高かった」とたたえた。これでいずれも複数得点、無失点での3連勝で、7勝3敗5引き分けの勝ち点26とした。
次節は21日、ホーム(甲府市のJITリサイクルインクスタジアム)で、SEISA OSAレイア湘南FCと対戦する。(三宅範和)