サッカーJ1アルビレックス新潟は15日、ホームのデンカビッグスワンスタジアム(新潟市中央区)で横浜F・マリノスと対戦し…

 サッカーJ1アルビレックス新潟は15日、ホームのデンカビッグスワンスタジアム(新潟市中央区)で横浜F・マリノスと対戦し、1―0で勝利した。負ければ最下位に転落する試合に勝って4勝8敗7分けとし、順位を19位(全20チーム)から18位に上げた。

 勝利に導いたのは、ミッドフィールダー(MF)ダニーロ・ゴメスの個の力だった。後半28分、右サイドを駆け上がり、自陣からのロングパスを左足でトラップして足元に収めると、迷わず左足を振り抜いた。わずかにカーブのかかったボールは鋭い弾道を描き、ゴール左上に突き刺さった。

 ペナルティーエリア外からの距離のあるシュートだったが、左足の巧みなボールコントロールで相手ディフェンス(DF)を置き去りにし、一瞬できたシュートコースを見逃さなかった。

 前半から右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロスを送ってチャンスを演出した。だが、負けられない重圧からかチームはシュートミスが目立ち、点を奪えない。そんな重苦しい展開が続く中、「いいパスが来て1対1になったので、自分のタイミングで打てた」と振り返った。

 会心の一撃に、樹森大介監督も「彼は個で違いが出せる選手。今日のように自分たちの持ち味が出せると、彼の力も出しやすい」と称賛した。

 だが、J1残留に向け活路を見いだせたとは言い難い。この日は相手を10本も上回るシュート14本を放ちながら、得点は1点だけ。DF陣が粘り強い守備を見せたが、残留圏の17位以上を目指すにはさらなる得点力のアップが不可欠だ。

 リーグはこの日が折り返しの20節目。新潟は次戦で21日、アウェーでアビスパ福岡(11位)と戦う。(井上潜)