野手登板の予言は的中したが…【MLB】ドジャース 11ー5 ジャイアンツ(日本時間15日・ロサンゼルス) 理不尽な一発が…

野手登板の予言は的中したが…

【MLB】ドジャース 11ー5 ジャイアンツ(日本時間15日・ロサンゼルス)

 理不尽な一発が宿敵の番記者を戦意喪失に追い込んでしまった。ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦で1試合2本塁打となる24号と25号を叩き込んだ。首位攻防戦が一方的な展開となると、宿敵ジャイアンツの番記者も試合中に白旗を上げてしまった。

 大谷は初回の第1打席で、ランデン・ループ投手のカットボールを捉え、11試合47打席ぶりとなる24号。さらに6回の第4打席でも、トリスタン・ベック投手の外角へのカーブを強引に引っ張り、理不尽なパワーを見せつける25号を見舞った。負ければナ・リーグ西地区首位から陥落する一戦だったが、大谷の本塁打で勢いづいた打線は6回まで10-0という一方的な展開とした。

 サンフランシスコの地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」でジャイアンツ番を務めるアレックス・パブロビック記者は、試合中に自身のX(旧ツイッター)に「ショウヘイ・オオタニが2本目を打った。現在のスコアは『(野手の)クリスチャン・コスがどれくらい球速をだすことができるか知ることを私は楽しみにしている』という感じだ」と投稿。敗戦濃厚な展開に、4月22日(同23日)のブルワーズ戦で1回無失点、全てストライクの投球を披露した野手の登板を提案。試合を諦めた様子だった。

 皮肉にも、野手登板の予言は的中。点差が開いた8回に、コスではなくローガン・ポーター捕手が登板した。すると、9回には大量リードのドジャースも“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手を今季4度目のマウンドへ投入。パブロビック記者が指名したコス内野手から三振を奪うという皮肉な結果となった。(Full-Count編集部)