すっかりお立ち台のヒーロー姿も板についてきた秋広(C)産経新聞社 ソフトバンクは15日のDeNA戦(みずほペイぺイ)に4…

すっかりお立ち台のヒーロー姿も板についてきた秋広(C)産経新聞社
ソフトバンクは15日のDeNA戦(みずほペイぺイ)に4-3と競り勝ち、同一カード3連勝を達成。昨年の日本シリーズで苦汁を飲んだ相手に3タテ、交流戦単独トップで最終週を迎える。
【動画】秋広がまた打った!3試合連続打点となるタイムリーを放ったシーン
打線では4回に近藤健介に待望の1号2ランが飛び出すと大きかったのは2ー3と勝ち越された直後の8回の場面。
4番・近藤、5番・中村晃の連打で無死二、三塁のチャンスを作るとこの試合、「6番・左翼」で先発した秋広優人がDeNAの救援、ローマン・ウイックの直球を捉え中前へ運び、値千金の同点適時打をマーク。その後の栗原陵矢の決勝犠飛につなげた。
この3連戦はカード初戦に移籍後初打点、2戦目に移籍後初本塁打、さらに3戦目にも同点となる打点をあげ、試合後はホームランを放った近藤とともにお立ち台に上がった。
どんどんと打順も上がり、この日は「6番」として、しっかり役割も果たした。身長2メートル、100キロの恵まれた体格からなるロマン砲は、在籍した巨人でも23年に10本塁打をマーク、松井秀喜氏も着けた「55」を背負うなど、長く本格覚醒が願われてきた経緯がある。
それだけに5月12日に発表された、砂川リチャードと巨人側の大江竜聖含む1対2の交換トレードは球界にも衝撃を与えたが、新天地で伸び伸びと存在感を示し始めた。
秋広の3試合連続打点、パフォーマンスにはXなどSNS上でもソフトバンクファンの間から「このトレードは成功だったな」「いいトレードになりました」という声や、層の厚さで知られるソフトバンクの布陣の中で「レギュラーを奪い取ってほしい」とさらなる飛躍を後押しする声も出始めた。
交流戦残り6試合はDHがないため、再び控えになる可能性もあるが、何といってもこの本拠地3連戦で堂々とアピールを果たしたことはシーズンの今後につながるはず。
背番号52を背負う若武者の活躍に今後も注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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