アジアで敵なしの日本はW杯優勝を目標に掲げている(C)Getty Images 日本サッカー協会は6月12日、日本代表が…

アジアで敵なしの日本はW杯優勝を目標に掲げている(C)Getty Images
日本サッカー協会は6月12日、日本代表が10月10日にパナソニックスタジアム吹田でパラグアイと親善試合を行うことを発表した。9月遠征でのメキシコ、アメリカとのゲームに続き、米大陸の強豪との対戦が決定。また、10月にもう1試合、11月に2試合がいずれも国内で行われる(対戦相手は後日発表)。
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今月10日に幕を閉じた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選では世界最速で予選突破を決めるなど、チーム力の高さを見せつけた日本代表。今後は来年の本大会へ向け、親善試合を戦いながら強化を図ることになる。
森保一監督や選手たちは前回のカタール大会終了後から、来年の北中米W杯での目標を「優勝」に設定し、3年間を過ごしてきた。出場権も獲得し、ここからはいよいよ集大成に向かう1年となる。
また、アジア予選が終了した現在、世界の頂点を目指す森保ジャパンの歩みには、海外メディアも視線を送る。韓国情報サイト『スポーツ朝鮮』では6月12日、日本代表の特集記事を配信。決定したばかりの日本の強化試合スケジュールなどを伝えながら、「世界の誰もが日本を『W杯優勝候補』だとは考えていないだろう。だが、日本は確実にW杯優勝を見据えた歩みを進めており、すでに日本サッカー協会は、優勝に向けた長期的な計画を立てている」と綴っている。
さらに、過去2大会での日本の戦いぶりなども振り返り、「今や日本がベスト8に進出しても、誰もそれを『番狂わせ』とは思わないだろう。このように日本は、まだベスト8を経験していないにもかかわらず、『優勝』という目標を掲げて前進している」などと指摘。
同メディアは、「当然ながら韓国との比較は避けられない」とした上で、自国代表チームの目標はあくまでも「ベスト16」であると説明。その上で、「(韓国は)結果だけを見て、その中でのプロセスを振り返り、何が問題だったのかを分析する姿勢に欠けている。一方の日本は、段階的に目標を高めながら前へ進んでいるが、韓国は今回のW杯でも16強を目指すだけだ」と訴える。
加えて、現在の韓国はソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・ガンインといった世界トップレベルのタレントを擁しているとしながらも、「突出した選手が次々に現れなければ、日本との格差はさらに広がるだろう」と予想。続けて、「日本は永遠のライバルであるが、その日本が先を進んでいるという事実は認めざるを得ない。学ぶべき点は学び、いつかはその日本を超えられるよう、務めるべきだ」などと見解を示している。
日本代表の躍進は、他国にとっても大きな刺激となっているようだ。だからこそ、W杯へ向けた残り1年、森保ジャパンの動向はさらに注目を集めることになるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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