【明治安田J1リーグ】FC東京2ー2セレッソ大阪(6月14日/味の素スタジアム)【映像】超加速ドリブルで単騎突破→相手…

 【明治安田J1リーグ】FC東京2ー2セレッソ大阪(6月14日/味の素スタジアム)

【映像】超加速ドリブルで単騎突破→相手ゴール強襲の瞬間

 FC東京のFW俵積田晃太が、鋭い縦突破から左足を振り抜いてニアポストを強襲。初の日本代表を経験して戻ってきた生え抜きドリブラーの覚醒を感じるプレーに、ファンが歓喜している。

 注目のシーンは、FC東京がJ1リーグ第20節でセレッソ大阪と対戦した77分のことだ。代表帰りの21歳が、持ち味の推進力で勢いよくゴールに迫っていく。

 俵積田は、相手陣内の左サイドでDF木本恭生からパスを受けると、右足のアウトサイドで前にトラップしてドリブルをスタートさせる。左足でボールを前に突き、一気にギアを上げ、C大阪のDF奥田勇斗に1対1の勝負を挑んだ。

 ボックス付近までボールを運ぶと、奥田が間合いを測ってけん制してきた。しかし、俵積田にとって相手の状況は関係ないのだろう。右足での細かいタッチで奥田に近づき、右足インサイドで縦に持ち運んだ。急加速してボックス内の左に広がったスペースに進入し、奥田よりも一歩前に出ると、左足をシャープに振った。放ったボールは地を這うような弾道で飛んでいく。C大阪のGK福井光輝の意表を突く形でゴール方向に向かっていき、横っ飛びで伸ばした右手をすり抜ける。結果的にはニアポストに直撃したが、単騎突破で相手ゴールを強襲してみせた。

 その後、こぼれ球を拾ったDF室屋成のミドルシュートは枠外に。俵積田は金髪に染め上げた頭を抱え、悔しさを滲ませていた。

 解説・佐藤寿人氏は「フィニッシュというよりもクロスを選択したと思いますけど、仕掛けて外す。推進力のある仕掛けは、やはり俵積田の武器ですよね」とコメントし、「腰が回り切らなくてフィニッシュのような形になったと思いますけど」とボールがポストにヒットした要因を推察した。

 俵積田は日本代表に初選出される形で、6月上旬に行われたW杯アジア最終予選の2試合に出場した。これまで世代別代表にも選ばれてこなかったため、世界の舞台で戦うのは文字通り初めてのこと。日の丸を付けるという経験は、刺激的かつ貴重なものになったに違いない。

 今節は代表帰りの試合であったが、途中出場からいきなり鋭い動きを見せた。このシーンに、ファンがSNSで反応。「俵積田やばいなw」「代表に選ばれたのがいい経験になったのか、プレーに推進力があって凄くいい」「スーパーサブ俵積田最強だ」「俵積田の突破は気持ちええな」「俵積田このコンディションでエグいなww代表帰りやろ」「怖すぎ」「俵積田スピード上がり過ぎて限界突破しそう」「一刻も早く海外に行くべき!」「俵積田は三笘とは違う武器になりそうだな代表の」「明らかに代表エフェクトでこれまでの『良さ』に加えて『凄まじさ』が随所に見られるな」「俵積田の縦の意識、森保さんが言ってから復活した!良い感じ!」「迷いがなくなっていい感じ」「クロス?シュート?ポストを叩く…雰囲気あるな」「代表選出で自信がついたのか一皮剥けたな」「チートだろ笑」と、生え抜きドリブラーの覚醒を感じているようだ。

 その後、FC東京は81分に同点ゴールを奪い、2ー2でタイムアップ。リーグ後半戦は引き分け発進となった。
(ABEMA de DAZN/Jリーグ)