◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープン 3日目(14日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6558yd(パー72…
◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープン 3日目(14日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6558yd(パー72)◇雨(観衆2724人)
第3ラウンド終盤の午後3時頃、最大瞬間風速12.8m/秒が観測された。プレーが進むにつれ、雨量が増える予報はあったが、風は想定外。しかし、高橋彩華は冷静だった。
後半12番(パー5)、120ydの3打目。8番ではよく似た距離をPWで打って、同じアゲンストの風に叩き落とされた。だから、1番手上げて9Iでピン1mへ。14番も風を踏まえて130ydを9Iで1.5mへ。「最悪の場合を考えてマネジメントした」というバックナインで貴重な2バーディを奪った。4位から出たこの日は2度の降雨中断でスタートが約1時間遅れるなど、何かとバタバタだったが、ボギーなしの「67」なら申し分ない。
1998年度生まれの“黄金世代”の一員は、2022年4月「フジサンケイレディース」でツアー初優勝を飾ったが、その後は2位4回、3位2回と惜敗続きで2勝目が遠い。元々ショットメーカーで20-21年シーズンにはパーオン率74.78%(2位)を記録。今季は出場12戦で75.44%(2位)とさらにいい。ところが、最高位が3週前「ブリヂストンレディス」の7位。「とにかくパットが入らなくて…」というフラストレーションが先週、地元・新潟開催の「ヨネックスレディス」で予選落ちして爆発した。
「船釣りに行きました。新潟で」。暇になった決勝ラウンドの日曜日、海に出た。子どものころから家族で楽しんできた趣味だが、その日はキスが釣れた。「すごい大きいやつ。人生で一番かも」と両手を30cm近く広げて説明。獲物は唐揚げと刺身で食べた。
通算14アンダーの首位でキャリア2勝目に王手をかけた。過去に首位で迎えた最終日は6大会あり、優勝は当然一度だけ。しかし、今週は「上位2人」(有資格者を除く)にメジャー「AIG女子オープン(全英女子)」(7月31日開幕/ウェールズ・ロイヤルポースコール)出場権が与えられるとあってやる気が違う。名門ミュアフィールド開催だった22年大会は予選落ちした。全英の“予行演習”のような一日を終えて「もう一度、絶対出たい」と意欲満々だ。(神戸市北区/加藤裕一)