第107回全国高校野球選手権愛知大会(朝日新聞社、愛知県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が14日、刈谷市内であり、…
第107回全国高校野球選手権愛知大会(朝日新聞社、愛知県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が14日、刈谷市内であり、参加173チームの対戦相手が決まった。
昨夏代表の中京大中京は3回戦から登場し、一宮―桜台の勝者と対戦。今春の選抜大会に出場した至学館は鳴海―津島の勝者と、春季県大会で73年ぶりに優勝した豊川は、国府―小坂井の勝者と初戦で顔を合わせる。2年ぶりの優勝をめざす愛工大名電はノーシードで、常滑との1回戦に臨む。
大会は27日にパロマ瑞穂野球場(名古屋市瑞穂区)で開会式があり、試合は翌28日から始まる。日程が順調に進めば7月27日に決勝がある。
■愛知大会の展望(前年優勝校 中京大中京 前年参加チーム数173)
好投手がひしめき、混戦が予想される。春の県大会を制した豊川は最速152キロの中西浩平、最速148キロの平野将馬の両右腕を柱に初優勝を狙う。選抜大会出場の至学館は尾崎陽真ら投手陣の厚みが増し、小技を絡めた攻撃にもそつがない。
昨夏代表の中京大中京は村上颯、牧村典明らが打撃好調。東邦はエース久田泰心に次ぐ投手陣を整備できるか。春の県大会でノーヒットノーランを達成した杜若(とじゃく)の長塚陽大にも注目が集まる。愛工大名電と享栄はノーシードから巻き返しを図る。
公立では150キロ左腕の芹沢大地を擁する高蔵寺に加え、春8強の西尾東と三好に力がある。(松本敏博)