投手として着実にステップアップをしている大谷。(C)Getty Images 去る6月10日、大谷翔平(ドジャース)は「…

投手として着実にステップアップをしている大谷。(C)Getty Images
去る6月10日、大谷翔平(ドジャース)は「投手」としての復帰にまた一歩前進した。敵地サンディエゴでのパドレス戦前に実戦形式の投球練習(ライブBP)を実施し、3回を想定しながら44球を投げた。
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以前よりも強度を上げながら、4シームだけでなく、スライダーやスプリットなど軸となる変化球も試投。投打二刀流の本格的な再起を見越した調整を重ねられている。
もっとも、デーブ・ロバーツ監督は「我々は辛抱強くやろうとしている」と明言。具体的な復帰時期に関しては「正直なところ、『今がその時だ』と明確にわかるタイミングなんてない」としている。大谷がキャリア2度目となる右肘への大規模手術を執行してから約1年半が経過したとはいえ、再発のリスクを考えれば、ドジャース首脳陣が慎重を期するのは必然ではある。
では、ここから先、大谷の投手復帰は何をもってゴーサインが出されるのか。チームの投手編成や育成を預かっているマーク・プライアー投手コーチは、ロサンゼルスの日刊紙『Orange County Register』で「次も44球を投げられるようになって、60球、あるいは70球ぐらいまで投げられるようになると、試合で登板をする姿を思い描き、夢を見ることができるようになる」と明言。「そうなれば、彼が少なくとも実戦で複数イニングを投げきれるだけの投球力を持っていることが分かる」とした。
二刀流を続けていく中で、やはり懸念となるのは身体への負荷。この課題を克服する意味でも、プライヤー投手コーチらは「複数イニングを想定した投球練習を複数回こなすこと」を“投手・大谷”が復活するためのノルマとしているようだ。
果たして、どのように大谷はプロセスを踏んでいくのか。打者としてプレーを続けながら、投手として復帰を目指す前例なきリハビリが進めば、日米両球界で一大トピックとなるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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