制球を乱す内容で降板となった山本。(C)Getty Images フラストレーションを募らせるマウンドとなった。 現地時…

制球を乱す内容で降板となった山本。(C)Getty Images

 フラストレーションを募らせるマウンドとなった。

 現地時間6月13日、ドジャースの山本由伸が本拠地でのジャイアンツ戦に先発登板。メジャー自己ワーストとなる5四球など制球を乱し、5回途中(102球)を投げ、被安打6、5失点で降板となった。

【動画】グラブを叩きつけて苛立ち 山本由伸の満塁アーチ被弾シーン

 相手エースのローガン・ウェブとの投げ合いとなった一戦で、山本は苛立ちを隠さなかった。とりわけ3回はフラストレーションが顕著に目立った。

 先頭のイ・ジョンフを四球で歩かせた山本は、1死を取ってから迎えたエリオト・ラモスにも四球で歩かせてしまう。ただ、アダム・ベック球審のストライク判定には、ベンチのデーブ・ロバーツ監督も怒りの表情で声を荒らげるなど、山本も不満気な顔を見せてしまう。

 その後、二死満塁のピンチを背負うと、ケーシー・シュミットに左越え満塁弾を被弾。際どいゾーン判定に怒った山本は、5失点の影響もあって、「やってられない」とばかりに自分のグラブを叩くような珍しい仕草も見せた。

 安定しなかった球審の判定には、地元メディアの記者たちも苦言を呈している。米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は「今夜は奇妙なストライクゾーンだった」と指摘。その上で「ヨシノブ・ヤマモトは3回に満塁弾で4点を失い、投球数もすでに60球を超えてしまった」と振り返っている。

 また、ファンからもゾーン判定を不服とする声が噴出。「あの球審がいなければ、ヤマモトは3アウトを取っていた」「間違いなくひどいジャッジだった」「ああいう判定をされるとヤマモトは真ん中になげるしかない」といった、いずれもネガティブな意見ばかりが居並んだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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