山本由伸が満塁弾を浴びるなど5失点(C)Getty Images ドジャースの山本由伸が現地時間6月13日(日本時間14…

山本由伸が満塁弾を浴びるなど5失点(C)Getty Images
ドジャースの山本由伸が現地時間6月13日(日本時間14日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発登板。メジャー自己ワーストの5四球など5回途中6安打5失点で降板した。
初回、先頭のイ・ジョンフを二ゴロに打ち取ったが、続くウィリー・アダメズに右翼席へ運ばれる先制ソロ。1点を失うと、渋い表情を見せた。
2回は先頭のウィルマー・フローレスに中前打、一死のあと四球で一・二塁となったが、後続を打ち取り無失点で終えた。その裏に打線がアンディ・パヘスの犠飛で1-1の同点となった。
3回は先頭のィ・ジョンフを四球で歩かせたが、アダメズを見逃し三振。この日最初の三振を奪った。エリオト・ラモスも四球で歩かせたが、際どい球をボールと判定され、ベンチのデーブ・ロバーツ監督も怒りの表情で声を荒らげ、納得がいかないというジェスチャーを見せた。
一死一・二塁からドミニク・スミスを空振り三振に仕留めたが、続くフローレスには四球で二死満塁のピンチを背負うと、ケーシー・シュミットに左越え満塁弾を浴びて5失点となった。山本はグラブを叩くなど苛立ちを隠せなかった。この一発の直前には球審のボール判定に戸惑う様子が見られていた。
それでも4回は三者凡退に切って取り、なんとか持ち直す兆しを見せた山本。5回は連打を浴びたが一塁走者が挟まれてタッチアウト。一死二塁となり、その後四球で二死一・二塁となり降板した。
ドジャースの地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は自身のXで「今夜はストライクゾーンが狭いが、ヨシノブ・ヤマモトの全体的なコントロールはまだ不十分に見える。彼は3回に四球で歩かせ、最初の60球のうち30球しかゾーンに到達できなかった」と分析している。
前回登板は7日(同8日)の敵地カージナルス戦で、6回4安打無失点9奪三振の好投も勝ち星を挙げられなかった。試合前まで6勝4敗の成績だった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「まさに大不振」で“降格”の大谷翔平 MLBパワーランキング5位も「ここで慌てる必要はない」と揺るがぬ期待
【関連記事】投手・大谷の“ブルペン配置”はありえない 米記者はファンのプラン提唱に異論「試合中に彼を準備させることがどれほど難しいか」
【関連記事】【現地発】フリーマンはなぜ35歳にして“自己ベスト”を叩き出せているのか 「探していたスイングが見つかった」 打撃コーチが明かした打棒の秘密