マリナーズのローリーに追いつく【MLB】Rソックス ー ヤンキース(日本時間14日・ボストン) ヤンキースのアーロン・ジ…

マリナーズのローリーに追いつく

【MLB】Rソックス ー ヤンキース(日本時間14日・ボストン)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は13日(日本時間14日)、敵地でのレッドソックス戦に「3番・右翼」で先発出場し、第4打席に2試合ぶりとなる26号ソロを放った。場外まで飛ぶ特大の一発で、本塁打はメジャー全体トップに並び、打率、打点とともに3冠でア・リーグ1位となった。

 1点を追う9回1死の第4打席にギャレット・クロシェット投手が投じた7球目の99.6マイル(約160キロ)の速球を完璧に捉えた。完封負け寸前の展開で、この日3打席連続三振、今季通算でも6打席連続三振に封じられていたクロシェットを粉砕する起死回生の一発。打球初速115.5マイル(約185.9キロ)、飛距離443フィート(約135メートル)角度29度で、球場名物「グリーンモンスター」を越える特大弾に敵地は騒然となった。

 ジャッジは8日(同9日)のレッドソックス戦で1試合2発を叩き込み、11日(同12日)のロイヤルズ戦まで3試合連続で本塁打を記録。ア・リーグ本塁打王争いでは26本でトップに立っていたカル・ローリー捕手(マリナーズ)に並んだ。また、ナ・リーグトップで23本の大谷翔平(ドジャース)とは3本差をつけた。これで年間61本超えのペースとなり、自己最多の62本を放った2022年に匹敵する。

 ア・リーグ打点王争いはラファエル・デバース内野手(レッドソックス)を3点差に突き放す60打点で1位。打率.390、99安打、出塁率.485、OPS1.265は、いずれも両リーグトップ。安打は年間235本ペースと圧倒的な数字を積み上げている。

 3、4月は31試合に出場し打率.427、10本塁打、32打点、OPS1.282と絶好調。自身10度目となる月間MVPに選出されていた。2022年にはア・リーグ新記録の62本塁打を放ち、大谷(当時エンゼルス)を上回ってMVPを受賞。昨季は58本塁打&144打点でメジャートップを記録し、2度目のMVPを獲得した。今季は3冠王ペースで圧倒的な成績を残している。(Full-Count編集部)