金丸がプロ初勝利を手にすれば、チームはさらに勢い付くはずだ(C)産経新聞社 プロ野球のセ・パ交流戦はあっという間に折り返…

 

金丸がプロ初勝利を手にすれば、チームはさらに勢い付くはずだ(C)産経新聞社

 

 プロ野球のセ・パ交流戦はあっという間に折り返し地点を迎えた。中日は9試合を戦って5勝4敗と勝ち越し。他5チームとともに2位タイにつけている。

 今後の展開次第では球団初の交流戦優勝もあり得る中、後半3カードをどう戦えば良いのか。前半3カードを振り返りつつ、キーマンなどを探っていきたい。

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■3連敗からの5連勝

 そもそも、交流戦スタートは3連敗。しかもソフトバンクに完膚なきまで叩かれたことを思えば、今の状況は持ち直してきていると見て良いだろう。

 潮目が変わったのは本拠地に戻ってから、ロッテとの第2戦だ。

 前日は接戦をモノにして連勝を狙うも、9回2アウトまで2点ビハインド。誰がどう見ても敗色濃厚だった。そこから大島洋平の安打を皮切りに、石川昂弥と岡林勇希の適時打で追いつき、最後は田中幹也が押し出し四球を選んで逆転サヨナラ勝ち。近年の中日では考えられないような粘りで勝利をもぎ取った。

 この劇勝で勢いに乗ったチームはロッテを3戦スイープし、東北遠征に出ても楽天に2連勝。都合5連勝でシーズン通算の借金は「1」まで減った。12日の楽天との第3戦こそ零封負けを喫したものの、撤退戦と思えば想定内。残り3カードを前向きに臨める体制だ。

■キーマンは金丸&ボスラー

 13日からはベルーナドームで西武と戦い、週明けからは本拠地にオリックスと日本ハムを迎え撃つ。パ・リーグ上位との試合が続くだけに簡単にはいかないだろうが、勢いと地の利を活かしながら勝ちを拾っていきたい。

 投手のキーマンは先発陣全員、とりわけ金丸夢斗に期待だ。ドラフト1位左腕は、これまで4試合に投げるもプロ初勝利を挙げられずにいる。しかも投げた試合は全てチームも敗戦。1球1球のクオリティは誰もが認めるだけに、まずは先発が予定される13日の西武戦で記念すべき1勝を挙げたい。

 野手のキーマンはジェイソン・ボスラーだ。6月に入ってからはスタメン出場が続いており、4番起用も板についてきている。月間成績も打率.286、1本塁打5打点、OPS.814と悪くない。外野への飛球が増え、11日の楽天戦では1試合2本の犠飛を記録。得点力に課題を持つ中日にとって、ボスラーの「ボールを運ぶ力」は貴重だ。また、高橋周平の離脱に伴い三塁での出場も増えそうで、より比重が増していくと思われる。

 敵地・所沢でカード勝ち越し、そのままホーム6連戦に可能性を繋げるのが、交流戦優勝&リーグ内の順位上昇には必須。週明けになれば主砲・細川成也の1軍帰還も現実味を帯びてくるはず。

 そこまでは踏ん張って1戦1戦を戦ってもらいたい。

[文:尾張はじめ]

 

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