サッカーJ3の奈良クラブは12日、練習中に不適切な行為があったとして、中田一三監督との契約を同日付で解除し、後任にJ2…
サッカーJ3の奈良クラブは12日、練習中に不適切な行為があったとして、中田一三監督との契約を同日付で解除し、後任にJ2カターレ富山の前監督、小田切道治氏が就任すると発表した。
奈良クラブによると、中田氏は今月6日の練習中、選手1人と口論になり、自身の頭を選手の体にぶつけた。選手にけがはなかったが、クラブは同日にJリーグに状況を報告。クラブ内で調査したところ、過去にも監督、選手、スタッフ間ですれ違いが生じた事例を確認したという。9日に中田氏から辞任の申し出があったため、双方合意のもと、契約解除にいたった。
中田氏は「監督として、また社会人としての自覚と責任を著しく欠いた行動であった」などとコメントし、謝罪した。
新監督の小田切氏は富山県出身。京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)やカターレ富山などでプレーし、2022年から今年5月までカターレ富山で監督を務めた。就任にあたり「サッカーに対して、ド誠実にド真剣に向き合い、選手・スタッフ・ファン・スポンサーの皆様と一丸となり、目の前の試合を全力で闘います!」などとコメント。14日にあるホームでのガイナーレ鳥取戦から指揮を執る予定だという。(周毅愷)