プロ野球2軍ウエスタン・リーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡は11日、張賢真(チャンヒョンジン)内野手(21)が韓国プ…
プロ野球2軍ウエスタン・リーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡は11日、張賢真(チャンヒョンジン)内野手(21)が韓国プロ野球KBOリーグ・SSGランダースへ移籍すると発表した。育成契約で12日付。「育成」と「再生」を掲げるチームで、また若者が力をつけ、羽ばたいた。
張選手はくふうハヤテ本拠地のちゅ~るスタジアム清水で記者会見し、来日後に身につけた日本語で取材に答え、「ソウルの球場で自分が試合をするところを、早くお父さんに見せられるように頑張りたい」と意気込んだ。会見後、チームメートに胴上げされ、顔をほころばせた。
ソウル高3年時にKBOドラフトで指名漏れ。「プロ入りが目標。野球に集中したい」と大学進学の道は選ばなかった。「日本の野球はレベルが高い。不安のある守備を勉強したい」と、2023年から独立リーグ・徳島インディゴソックスで2年間プレー。昨オフのトライアウトを経てくふうハヤテに加わった。
今季は26試合に出場して一塁や三塁を守り、打率1割5分6厘。栄養管理や質の高いトレーニングができ、体重も長打力も増したという。元横浜DeNAの山下幸輝コーチのノックを受け、守備力を鍛えた。日本球界に飛び込み3年目でKBO入りをつかんだ。憧れのプレースタイルは、ソフトバンクの栗原陵矢選手だ。
代理人の金弘智(キムホンジ)さんによると、日本プロ野球でプレーする張選手は、韓国で注目を集めていた。球団は、張選手の日本での経験と、長打力を備え、150キロ以上の速球にもしっかり対応できることや守備力を評価しているという。
くふうハヤテからはリーグ参入1年目の昨季、西浜勇星投手がヤクルトに育成契約で移籍、早川太貴投手がドラフト会議で阪神から育成3位指名を受けた。
池田省吾球団社長は「国内に限らず、選手たちの次のステップを応援したい。育成の成功例だと思っている」と喜んだ。KBOスカウトの訪問も多いといい、「選手の希望に沿いながらになるが、賢真が第一歩を示してくれた」と話した。(斉藤智子)