鮫島克駿騎手が宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)のチャックネイト(セ7、美浦・堀宣行厩舎)でGI初制覇を狙う。 …

 鮫島克駿騎手が宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)のチャックネイト(セ7、美浦・堀宣行厩舎)でGI初制覇を狙う。

 鮫島騎手は96年10月18日生まれ、佐賀県出身の28歳。父は地方・佐賀の鮫島克也調教師、兄は鮫島良太騎手という競馬一家の出身だ。15年に栗東・浅見秀一厩舎からデビュー。現役の同期には加藤祥太騎手と野中悠太郎騎手がいる。JRA通算は7317戦561勝。1年目に39勝をマークすると、22年以降は全国リーディング10位以内をキープ。昨年は自己ベストの99勝を挙げて、全国リーディング7位に躍進した。しかし、JRAのGIは46戦して21年フェブラリーSのエアスピネル、23年の桜花賞のコナコーストの2着が最高。あと一歩で戴冠を逃している。

 宝塚記念のパートナーはチャックネイトだ。24年のAJCCの覇者。その後は低迷していたが、前走の日経賞でマイネルエンペラーからクビ差の2着に好走し、復調を示した。今回はかなりの強敵相手となるが、得意の道悪になればチャンスがあっていい。

 鮫島騎手は24年の天皇賞(春)で14着に敗れて以来、2回目のタッグだ。それだけに当時の悔しさを晴らしたい一戦といえるだろう。宝塚記念は3回目、そしてJRAのGIは47回目のチャレンジ。今度こそは是非ともGIジョッキーの仲間入りを果たしてほしい。