◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープン 事前(11日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6558yd(パー72)…
◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープン 事前(11日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6558yd(パー72)
ツアー競技のコースセッティングは一筋縄ではいかない。開幕前日の会見で、今大会アンバサダーでもある宮里藍さんは「ピンポジションを生かすため、昨年よりラフを伸ばしたい」とコーススタッフらと打ち合わせを重ねてきたが、思うように芝が伸びてくれなかったことを明かした。自然が相手。それは仕方ない。
もう一つの問題は雨模様。前日、この日のプロアマ戦もたっぷり降ったおかげで、グリーンはすっかりソフトになった。宮里さんは「雨だけが…」とこぼした後「グリーンの水はけはすごく良くて、いいコンディションで(本番を)迎えられそうです」と気を取り直すように笑顔を見せた。
13人がメンバーとなり、上位争いが当たり前になった米ツアーの日本勢の躍進。その背景に国内女子ツアーのコースセッティングの変化がある。「コースの距離(総ヤーデージ)が伸びているし、グリーンの傾斜ギリギリのピン位置も毎週のことのようになった」。宮里さんは日本勢が国内で培ったスキルを米ツアーで結果につなげている現状を認めて「選手の層が厚くなった。驚きはそんなにない。(日本勢の)飛距離が伸びて、自分のペースでプレーできている。技術も高い。世界ランキング1位が出てくると思う」と話した。
宮里さんがコースセッティングを担当する国内ツアーは本大会だけだ。「国内メジャーではないから難しすぎず、でもミスはミスとして結果に反映される。そのあたりのさじ加減は私もまだまだ勉強中です」。そう言いながら、自分が米ツアーで戦って得た経験とイメージを生かす舞台作りに頭を悩ませる。
セッティングを考える際の出発点を「スピンコントロール」と説明。「私たちの時代より、今の選手が圧倒的にボールを(グリーンで)止められる。それもユーティリティのレベルで。私のイメージを軽く超えてくる」と苦笑いする“後輩”たちに、今以上のグリーンを狙うショットの“中身”を求めたい。
今大会の予想優勝スコア。昨年の優勝者・大里桃子は通算12アンダーだった。「そこが標準になるんですけど…20(アンダー)近くなるかも」。雨が降ってソフトになったグリーンだが、選手、キャディから「仕上がりはすごくいい」との声は多い。つまり、バーディは出やすい。「でも、雨でティショットのロス(ランが出ない)もあって、セカンドの距離が残れば…」。そう前置きして「18アンダーぐらいですかね」と自分なりの結論を口にした。(神戸市北区/加藤裕一)