◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(10日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)1月にス…

杉浦悠太はキャリア初のメジャー挑戦

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(10日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)

1月にスポット参戦したPGAツアー「ソニーオープン」と比べても、見たことのない光景が広がっていた。杉浦悠太は「練習ラウンドから、このギャラリーの数がすごいですよね。ビックリしました」と目を丸くする。大会のスケール感、コースの練習環境や選手のホスピタリティに至るまで驚きの連続。“ゴルファー世界一”を決める最高峰の舞台を、キャリア初メジャーとして戦うことができる。

チケット完売のメジャーは練習ラウンドから盛り上がる

前週の国内ツアーをスキップし、少し早めに渡米して備えてきた。10番から9ホールを回った10日(火)の時点で合計2ラウンドの事前チェックを完了。日本ツアーに比べると全体の進行が詰まりがちに感じる練習ラウンドのペースも、最初は「何をそんなにやっているんだろう…」と思っていたが、実際に回って納得。集めておかなければならない情報量が半端じゃない。

難コースに挑む

289yd設定のパー3となる8番は、前日にアゲンストの中で1Wを握って手前のグリーンエッジに乗ったか乗らないかというところだった。「アゲンストが(強く)吹いたら、届かないですね」。ダスティン・ジョンソンが優勝した2016年大会の動画を見ながら脳内でイメージしていた超高速グリーンに近づいている感覚もあるという。最も厄介なのはグリーン周りの深いラフ。密集した芝は粘っこさがあり、「クラブが簡単に返っちゃう。全然、思うような球が出ないですね」とうなった。

プロゴルファーとしてうれしさをかみ締めながら

それでも、将来的には主戦場に据えたいフィールドで受ける“カルチャーショック”は23歳にとってポジティブなもの。「きょうラウンドしていても、難しかったけど楽しかったです」。ソニーオープンや昨年の日本開催「ZOZOチャンピオンシップ」では不在だったスコッティ・シェフラーロリー・マキロイ(北アイルランド)を間近で見て、いっそう表情を引き締める。

残り1日となった事前準備もグリーン周りを中心に情報をアップデートして終えることになりそう。「速さと雰囲気に慣れておきたい」。4日間を戦い抜くための時間の使い方に思考を巡らせた。(ペンシルベニア州オークモント/亀山泰宏)