江戸時代に日光東照宮(栃木県日光市)での任務に向かった武士たちが歩んだ街道をたどるランニング大会「日光千人同心街道ジャ…

 江戸時代に日光東照宮(栃木県日光市)での任務に向かった武士たちが歩んだ街道をたどるランニング大会「日光千人同心街道ジャーニーラン」が7~8日に開かれた。全国から172人のランナーが参加し、先人に思いをめぐらせながら新緑の街道を走り抜けた。

 その昔、東京都八王子市を中心に暮らしていた武士たちは、日光東照宮に足を運び、火の番などの役目を果たしていた。甲州街道から例幣使街道、日光街道を通る約40里のルートで、1652年から200年以上にわたり、千回以上の往来があったとされる。

 大会は衣類などの荷物はすべて背負って移動するのがルールで、選手たちは八王子を7日午前8時にスタート。インターネット上で公開されている地図を頼りに、群馬県明和町の川俣宿など指定されたチェックポイント24カ所をめぐり、159キロ先の日光東照宮を目指した。

 記者はスタッフとして途中のエイドステーションでサポート。暑い時間帯にはかき氷やそうめん、夜間に向けてもつ煮やカレーなどが用意され、選手たちは「おいしい、おいしい」とほお張り、元気よく次のチェックポイントへと向かった。

 埼玉県和光市の会社員、外崎則夫さん(60)は「日中はかなり暑かったが、日が暮れて走りやすくなった」と話し、8日午後2時半ごろに笑顔で無事にゴール。トップは18時間53分で到着し、8日夕方までに半数を超える99人が完走した。(小幡淳一)