「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)では大会最終日、シングルス、ダブルスの決勝が行われた。シングルスは第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)の頂…
「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)では大会最終日、シングルス、ダブルスの決勝が行われた。
シングルスは第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)の頂上決戦となり、フェデラーが6-4、6-3でのストレートで勝利。フェデラーはマスターズ1000今シーズン3個目、通算27個目のタイトルを獲得した。
ナダルももちろん調子が悪かったわけではないが、終わってみれば終始復活したフェデラーの異次元の強さが目立った試合で、ナダルは1度もブレークチャンスをつくることさえできなかった。
ダブルスもシングルス同様に第1シードと第2シードの対戦。今年の「全豪オープン」覇者のヘンリー・コンティネン(フィンランド)/ジョン・ピアース(オーストラリア)が、今年の「ウィンブルドン」覇者ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)をストレートで破って優勝した。
シングルス、ダブルスともに今年のグランドスラム優勝経験をもつハイレベルな試合。なかでもナダルVSフェデラーは誰もが待ち望んでいた試合だ。ナダルは31歳、フェデラーは36歳とどちらもベテランだが、期待を裏切らない異次元の戦いで、今後もしばらくは2人の活躍が見れることを確信できる試合だった。◇ ◇ ◇
【大会最終日 試合結果】
◆シングルス決勝
◯[2]ロジャー・フェデラー(スイス) 6-4 6-3 ●[1]ラファエル・ナダル(スペイン)
◆ダブルス決勝
◯[1]ヘンリー・コンティネン(フィンランド)/ジョン・ピアース(オーストラリア) 6-4 6-2 ●[2]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)
(テニスデイリー編集部)※写真は「上海ロレックス・マスターズ」優勝を飾ったフェデラー
(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)