「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が対戦中。第1セットをフェデラーが6-4で先取し…

「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が対戦中。第1セットをフェデラーが6-4で先取した。

2人の過去の対戦成績はナダルの23勝14敗。直近の対戦では4月の「マイアミ・オープン」でフェデラーが勝利している。さらに今年の「全豪オープン」決勝でもフルセットで勝利するなどフェデラーはナダルに4連勝中。しかしナダルは決勝でのフェデラーとの対決に限ると7勝4敗。さらにナダルは今年9月の「全米オープン」、そして先週の「チャイナ・オープン」で無類の強さを誇っており調子は間違いなく最高だ。どちらが勝利してももちろん不思議ではない。◇   ◇   ◇

緊張感の高まる中、試合はナダルのサービスからスタート。すると的確で角度のついた逆クロスなどでフェデラーがいきなり15-40のチャンス。ナダルがサーブで1度はデュースに持ち込むも、フェデラーがナダルの右を鮮やかに抜きブレーク。いきなり試合が動く。ナダルも攻めているが、立ち上がりは細かいコントロールがきいていない。一方のフェデラーはナダルのワイドへのサーブに上手く対応し、主導権を握る。

その後はナダルはボールに緩急をつけ、ミスを誘い、フェデラーは角度をつけてウィナーを狙うトップレベルの戦いでブレークチャンスを許さない。

そのままフェデラーがサービングフォーザセットを迎え、サービスエースのラブゲームで第1セットを奪取し王者相手に王手を取った。

スタッツで差が出たのはセカンドサービスでのポイント獲得率。フェデラーは83パーセントに対し、ナダルは43パーセントだった。冷静にリラックスした状態で最高のプレーを続けたフェデラーに軍配があがった。

試合は現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)※写真は「上海ロレックス・マスターズ」決勝で第1セットを先取したフェデラー

(Photo by Kevin Lee/Getty Images)