井上との東京ドーム決戦ではショッキングな敗戦を喫していたネリ。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARA…

井上との東京ドーム決戦ではショッキングな敗戦を喫していたネリ。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 事実であれば、その行く末は興味深いものとなる。現地時間6月6日、メキシコのスポーツ専門局『TV Azteca』は、ボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)が、2025年から26年にかけて日本で5試合を行う契約を締結。「本人がスケジュールの調整中であると語った」と伝えた。

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 ボクシング界屈指の“悪童”による日本への本格進出は、日の目を見れば、話題沸騰となるのは間違いない。17年と翌18年に行われた当時のWBC世界バンタム級王者だった山中慎介との対戦においてネリは、ドーピング違反と体重超過を犯し、王座から失墜。日本ボクシングコミッション(JBC)から日本での活動停止とライセンス申請の剥奪という処分を科され、事実上の永久追放となっていた。

 もっとも、一昨年5月に実現した世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との東京ドーム決戦を前にJBCは処分を撤回。無事に“モンスター”とのメガ興行を完遂させたことで、日本での本格的なアピールになったとみられている。

 今回の新たな契約について『TV Azteca』は「メキシコの大手興行者『ZANFER』の尽力があった」とした上で「ネリは日本で愛されているボクサーで、リングでの技術と情熱で知られている。すべてが順調に進み、大きな怪我もなければ、ネリは2025年に2試合、そして2026年には3試合を日本で消化する出場する予定だ」と伝えた。

 依然として正式決定ではない。しかしながら、同局の取材で「俺には日本で9月に発効する契約試合がひとつ、12月に実施される契約がひとつある」と強調した当人は、日本国内における知名度を誇るように自らの考えを明かしている。

「今、俺は間違いなく日本で最も試合をしているメキシコ人だと思う。すでに日本で3試合をしていて、そのうちの2試合で勝っている。もう1試合はイノウエが俺に勝った。日日本でもう5試合すれば、日本で一番試合をしたメキシコ人になると思う」

 23年5月の井上戦で衝撃のダウンをもぎ取り、名を上げた“悪童”ネリ。良くも悪くも娯楽性が尽きない男は、ふたたび列島を賑わせる存在となるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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