頭部直撃直後、力なくマウンドに倒れたウェザーズ。しかし、彼はこの後に立ち上がって3イニングを投げた。(C)Getty I…

頭部直撃直後、力なくマウンドに倒れたウェザーズ。しかし、彼はこの後に立ち上がって3イニングを投げた。(C)Getty Images

 球場も騒然となる予期せぬアクシデントが発生した。

 投球練習直後の“事故”だった。現地時間6月7日に行われたレイズ戦に先発したマーリンズの先発左腕ライアン・ウェザーズに、捕手のニック・フォルテスが二塁に転送したボールが頭部に直撃したのだ。

【動画】球審も口をあんぐり呆然 MLB左腕が倒れた前代未聞のダウンシーン

 投球練習を見守っていた球審も思わずあ然としてしまうほどの出来事だった。初回の投球練習を終え、「さぁ、引き締まっていこう」と言わんばかりの気持ちの入った表情で三塁方向に歩き出していたウェザーズは、予期せぬ方向から受けた衝撃にフラッシュダウン。力なくマウンド上に倒れ込んだ。

 周囲のチームメイトやトレーニングコーチらが集結し、しばらくしてスッと立ち上がったウェザーズ。捕手への苛立ちもあってか、仲間から帽子やグラブをぶんどるようにしてマウンドから遠ざかった。

 その後、不安げな表情で「俺のせいだ」とつぶやきながら近寄ったフォルテスに「大丈夫」と声をかけ、無事に投球を開始したウェザーズ。しかし、頭部へのダメージもあってか、投球のキレはなく……。レイズ打線に捕まり、3回(57球)を投げて4失点で降板した。

 前代未聞のシーンに国内外メディアも騒然となった。スポーツ専門局『FOX Sports』は「捕手の練習送球が投手に当たる奇妙な出来事」と報道。さらに英紙『Daily Mail』も「仲間の送球で投手が打ちのめされる恐ろしい瞬間」とクローズアップし、「初球を投げる前のウォーミングアップを終えたところで災難が起きた。この衝撃的な瞬間に審判も口をあんぐり開けるしかなかった」と伝えた。

 大事に至らなかったのは、まさに不幸中の幸い。当ててしまって分が悪そうにしていたフォルテスもホッと胸をなでおろしたに違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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